「王子様を待つだけなんてイヤ!」守られるのではなく、守る立場になりたい!「彰子」は新しいタイプのお姫様!?【NHK大河『光る君へ』#40】
彰子は現代的なお姫様…新たなプリンセス像の系譜につながっている!?
ここ10年ほど前から、お姫様のイメージが国内外において大きく変化しています。このことはディズニーアニメ映画のヒロインにもうかがえ、メリダやアナ、モアナなどのように自力で道を切り拓いていくプリンセスが増えています。なお、彼女たちには色白で、ブロンドのロングヘアという外見的特徴もありません。
本作における彰子はこうした新たなプリンセス像の延長線上にあると考えられます。

彰子(見上愛) 大河ドラマ「光る君へ」 40話(10月20日放送)より(C)NHK
彰子が現代的な新しいお姫様であることは彼女の着物の色にもうかがえます。一昔前までは、お姫様といえば赤やピンクのドレスや着物を身にまとっているイメージがありました。彰子についても薄紅色の着物を当初着ていましたが、まひろに「私が好きなのは、青。空のような」(第33話)と伝えたことをきっかけに青い着物が彼女のトレードマークになりました。
薄紅色の着物を身にまとっていた彰子はいつもうつむいており、道長や周囲から何を言われても「仰せのままに」としか答えませんでした。また、彼女は親や周囲の言うままに動いており、自分の心に従って何かをするようなことはありませんでした。彰子のこうした振る舞いは平安時代の一般的な姫の振る舞いであるほか、国内外における数々の作品に描かれてきた姫たちの振る舞いに通じるものがあります。
彰子の心が大きく変化したのは、一条天皇(塩野瑛久)に告白した35話の一幕です。彰子と一条天皇は正式な夫婦関係にあるとはいえ距離がありました。ふたりの関係は彰子の勇気ある一声によって変化していきます。彰子が藤壺を訪れた一条天皇に「お上、お慕いしております! 」と伝えたことでふたりの間のわだかまりが溶け、心が通じ合うように。そのあとしばらくして、彰子と一条天皇は子宝にも恵まれます。彰子は一条天皇との間に子を授かり、宮中でも安定的な地位を獲得しますが、それは勇気ある行動があってのことでした。

彰子(見上愛) 一条天皇(塩野瑛久) 大河ドラマ「光る君へ」 40話(10月20日放送)より(C)NHK
平安時代において女性が男性に告白することは一般的でなかったほか、告白は男性が女性にするというのが従来の物語では主流でした。一昔前のこうした常識を彰子は打ち破り、自分の力で帝の寵愛と幸せを手にしたのです。彰子の姿は男性に手を差し伸べられて幸せになる姫たちとは大きく異なるといえます。
本作は男たちがつかさどっていた平安時代で、女たちが社会を陰ながら動かしていたことが分かる描写も見所の1つとなっています。男の尻に敷かれているはずの女たちの賢さや行動力、心の強さに、私たちが鼓舞されることも。彰子が今後どのように振る舞うのか楽しみですね。
▶つづきの【後編】では、親ガチャで職業がほぼ決まっていた平安時代の「職業」についてお届けします。__▶▶▶▶▶
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