心尽くしの夕食を「何これ?作り直せ」と言われて…モラハラの支配から抜け出したい私は、ある日夫を置き去りにしてアクセルを踏んだ(後編)
モラハラの記録を取ることで、自分の状況を客観視できるように
Kさんはアドバイスをもとに、まず日々の出来事や夫の言葉を記録することにしました。「10月12日、料理が遅れたことで『妻失格だ』と怒鳴られる。夜は眠れなかった。」というように、感じたことをそのまま書き留めるようにしました。記録を続ける中で、Kさんは夫の態度が支配的であること、そして自分がいつも夫の勝手な理由で責められていることを客観的に認識できるようになりました。記録はKさんにとって現実を見つめる手段となり、同時に自分を守るためにもなりました。
ある日曜日のこと、以前から夫が家族でドライブに行くと決めていたので、Kさんは朝早くからお弁当を作って用意していました。それなのに夫はなかなか起きて来ず、やっと起きてきたと思ったら「日曜日にドライブに行くと混んでいるからやめる。」とまた勝手な理由で予定をひっくり返したのです。
今までだったらぐずる子供達にも「パパが決めたから仕方ないから、近所の公園に行こうね」と宥めたりしていましたが、この日の私は違いました。ここで夫の言うことを受け入れることは夫の支配に屈することになると思ったのです。「あなたは家にいればいい。私と子供たちは予定通り出かけてきますので」と言って自分で運転してさっさと出かけました。
バックミラーに夫のぽかんとした顔が写り、おかしくなって笑い出したら、子供達も大声で笑い転げていました。こんなふうに何の気兼ねなく笑うって今までなかったな、車で騒ぐと怒鳴られたからなと、今まで自分も子供もどんなに我慢して夫の機嫌を取っていたのか改めてわかりました。
そのとき夫はこう思っていた 次ページ
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モラハラカウンセラー
麻野祐香
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