こんな会話をする人は嫌われる!言語哲学者に学ぶ「4つのNG」
クリスマス・パーティ、忘年会シーズンですね。気の置けない仲間とワイワイするのもよし、職場の仲間と一年の労を労うもよし。そういう中で、自然と人が集まる素敵な会話をする人もいれば、「うわ、始まった……」と、その場から退散する理由をあれこれ探しながらその人の話が終わるまでじっと我慢するというような人もいます。その人達の会話には4つの違いがあるのです。
イギリスの言語哲学者いわく…
華やかである、権力がある、そういう人の周りに人間は集まります。でも、近づいて実際にお話を伺うと、正直「もう一対一のお話はこりごり」「期待を裏切られたかな」そんなふうに思う人っていませんか? その人達には何が欠けているのでしょう。今日は、イギリスの言語哲学者の理論から説明してみますね。ご自身の話し方についても、嫌われる4カ条に当てはまらないかどうか、チェックしてみましょう。
1 量が適切でない
話す量、多すぎる人も少なすぎる人も、会話として成立しません。
こちらが何かを聞いて、適切な量を返してもらい、さらにこちらが追加情報を付けて相手に返す。これが「会話」というものです。ところが、こんな当たり前のことになかなか気付かない人も多いのでは?
何を話しかけても「うんうん」「そうね」「ほんとよね」「へーそうなんだー」「ふーん」などの言葉で流れをせき止める人がいます。これは、「聞き上手」とは違います。本当に「聞き上手」な人は、「うん、私もそう思う。実はこの前、こんなことがあったのよ」と話をつなげ「あなたの時もそんな感じだった?」のようにこちらの話題が膨らむようにしてくれます。「うんうん」「そうね」「ほんとよね」「へーそうなんだー」「ふーん」などの言葉では、結果的にこちらが話を続けるしかなくなり、片方の情報量だけがやたらと多いことになります。それは「会話」ではなく、ただの「話」ですね。
逆に、多すぎる人もいます。言葉のキャッチボールをしなくてはいけないのに、ボールを手にがっちり握ったまま、なかなかみんなに返さない人です。聞いている方は「うわー、始まった。あと20分はこの調子だわ。きっと」などと思ってしまいますよね。校長先生のお話を「早く終わらないかな」と思いながら立って聞いていたというようなことは、みなさん経験したことがあると思います。「私の話を校長先生のお話と一緒にしないでよ」と思うかもしれませんが、いくら良い話でも、多すぎることは罪。話したいことがたくさんある場合は、むしろポイントを絞ってスマートに話した方が「もっと聞かせて!」という流れになるでしょう。その場合でも「講演会」ではなく「会話」をしているということをお忘れなく。
2 質が悪い
会話は真実について話すことで、良質になります。噂、想像、盛った話が、一時的に楽しくても、結果的に人間性まで疑われてしまうことになります。「あの人は愚痴ばかり」「あの人は悪口しか言わない」「あの人はちょっとした話を膨らまして話す」一度そんなレッテルを貼られてしまうと、払拭するのに本当に時間がかかります。
それに、実際、そういう話を聞いて、楽しい前向きな気持ちにはなれませんよね。
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