更年期世代は、血管のエイジングケアの始めどき!料理に「足すだけ」で、アジ3匹分の血液サラサラ効果がある食品って?「高血圧」も予防【工藤内科院長が解説・後編】

「オメガ3」は細胞膜の柔軟剤。ただし、体内では作れない

 

血液のスムーズな流れを促すために、油に注目してみませんか。油=脂質は、糖質やタンパク質と並ぶ三大栄養素の一つ。体を動かすためのエネルギーとなり、全身37兆個ある細胞を一つひとつ覆っている細胞膜を形成する、重要な栄養素です。

 

油には種類がさまざまありますが、現代人が積極的に摂るべきといわれるのが「オメガ3」です。オメガ3は体内では作れない必須脂肪酸で、食品から摂らなくてはいけません。植物由来の「α-リノレン酸」と、青魚に多く含まれる「EPA」「DHA」の主に3種類があります。

 

オメガ3の大きなメリットは、細胞膜を柔軟に保つこと。細胞膜は細胞の形を保ち、栄養や老廃物を通す役割がありますが、細胞膜が硬いと、その働きが阻害されてしまうのです。細胞膜にオメガ3が適度に含まれることが、細胞膜自体の柔らかさに直結します。

 

▶「サラサラ血液」だけじゃないオメガ3の実力とは

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