
呼吸困難で緊急搬送されたあとも不調が続き、50歳でホルモン補充療法をスタートしたけど……
オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。
ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです。
前編『まだ42歳だから更年期は早すぎる」さまざまな治療法をジプシーしたけれど、48歳のときに緊急搬送も経験(前編)』に続く【後編】です。︎
【100人の更年期#114】後編
◆ナツキさん 51歳
茨城県在住、大手住宅メーカーに勤務。娘と娘の旦那、孫2人と一軒家に同居。50歳の彼氏とは週末婚状態。病院通いに付き合ってもらったり、散歩に出かけたりしている。
「固形物が飲み込めない!」でも医師からは「原因は不明」と告げられる
さらに49歳のときは突然、「飲み込むこと」ができなくなったんです。
水分は取れるけれど、固形物はもちろん、お粥すら飲み込めない。脳が食べ物を食べることを拒絶するような感じで、怖かったです。
すぐに近くの病院を受診すると、「逆流性食道炎かもしれない」と大きな病院を紹介されましたが、診断結果は「異常なし」でした。その病院で受けた血液検査の結果では、「亜鉛が異常に少ない」と言われて、高い亜鉛の錠剤を購入することになって……。
医師からは「精神的なものか、脳神経の問題では」と言われますが、結局、原因は不明。それから3カ月間はスープと水分しか食べることができませんでした。漢方薬とプラセンタでなんとかやり過ごし、さらにかかりつけ医から安定剤を処方してもらって、物を食べられる状態になるまで、1年ほどかかりました。
更年期の症状はますますひどくなるいっぽうで、げっぷや吐き気、動悸がしてなかなか眠れない。眠れたと思ったら夜中に息苦しくなって飛び起きる……。そんな状態が続いていました。
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