「これなら復職も考えられる」48歳、自分に合った治療に出会ってようやく症状が消失。自分の人生を再び歩みたい

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、本連載ではそのあり方を取材しています。
※ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです。

 

前編「48歳、立っていられないほどの『動悸とめまい』で病院を受診するも『異常なし』。夫にも『大げさ』と言われてしまって」に続く【後編】です。

 

◆トモコさん 48歳
群馬県在住。建築会社を経営する49歳の夫、67歳の母と3人暮らし。29歳の長男、23歳の長女はともに独立済み。

 

【100人の更年期#115】後編

自分に合う薬に出会って、ようやく見えた光

トモコさんは46歳になったころ、かかりつけの産婦人科を受診し、漢方薬を処方してもらいました。「でも、私には漢方薬は効いている感じがしなくて……」

そこで今度は心療内科を受診し、抗うつ剤を処方してもらいました。

 

「これが、私には合っていたようで、不安感やのどの詰まり、胃酸が上がってくるような症状が改善しました。毎日ひどかった下痢も治まりました」。これまで何をしてもダメだった症状が、徐々に軽減されていったのです。

スーパーやデパートに行くと視界が狭くなり、強い不安に襲われるような感覚も、薬を飲み始めてから改善されました。「気が狂ってしまうような感覚だったのですが、それが収まったのです。もう人とも会いたくないと思っていたのですが、それも改善されましたね」

 

上半身が熱く、下半身は冷える。「夏でも電気毛布が必需品」 次ページ

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