「ひとつ結び」を続けてわかった、脱・オバサンまとめ髪のルール

これまでひとつ結びに関する記事をたくさん書いてきました。振り返って思ったことは、「ひとつ結び」って料理でいうところの「卵料理」のような存在なのでは、ということです。

卵料理は単純で簡単そうに見えて、実は奥深く料理人の腕が試されるもの。

ひとつ結びも簡単なようで実は難しいアレンジ。ヘア&メイクアップアーティスト、美容師によっても味があって、どれも同じスタイルというわけではありません。それこそ腕が試されるアレンジなのではないでしょうか。

今回は、Un ami・津村佳奈さんのひとつ結びをご紹介します。

さり気ないのにおしゃれなスタイルはアラフォーにぴったりです。

 

生活疲れして見せない「こめかみのおくれ毛」がポイント

 

10年ほど前はおくれ毛といえば、もみあげとえり足にたっぷりと毛束を出して、アイロンでぐりぐりと巻いていましたよね。

みなさんのなかにもやっていた人、いるのではないでしょうか。

今は顔まわりにひと束残すのが主流。巻きもゆるっとうねる程度です。

ファッションもカジュアルなテイストが人気ですが、ヘアも作り込みすぎず、ナチュラルな雰囲気が今の気分なんですよね。

ただ、「ナチュラル」の方向が大事。自然体といっても、何も手をかけないのはNGです。

 

もみあげから出すおくれ毛は古い印象を与えてしまいます。今はこめかみからひと束出すのがおしゃれ。量を多く出すと野暮ったくなるので、肌が少し透けて見えるくらいを目安に出してみてください。幅は1cmくらいでしょうか。ただ“残す”だけではなく、スタイリング剤をつけてツヤと束感を出すこともポイントです。何もつけず、バサバサな状態だと疲れたオバサン顔になってしまいますよ。ツヤと動きがあるだけで同じおくれ毛でも見え方が全く違います」(津村さん)

おくれ毛は若々しさやおしゃれ感を出すだけでなく、小顔効果も期待できます。特にこめかみからのおくれ毛は顔に陰影ができるので、効果的です。

前髪が長い人はそのままおろしてOK。もみあげは薄く残す程度で。もしゃもしゃしていると清潔感がなくなるので注意。

 

ゆるっとした動きをつけるには髪を巻く作業が必要。

「髪を巻くのって面倒」という声が聞こえてきそうですが(私もそう思うことがしょっちゅうあります)、ここぞというときは毛先だけでも巻いてからまとめましょう。

アイロンが熱くなるまで待てない、時間がもったいないという人は、マジックカーラーでトップを2~3カ所巻いておけば、メイクしている間にゆるっとした動きがつきますよ。

メイクもそうですが、アラフォーになったらどこか1カ所は手をかけないとダメなんですよね。

 

 

トップは分け目なしでふんわり感アップ

 

おくれ毛と同じくらい大切なのがトップから後頭部にかけてのふんわり感。

前髪の後ろからふわっと立ち上がる感じがポイント。

アラフォーになるとなんとなくボリュームが減ってきたと感じる人も増えてきますよね。

もともとネコッ毛の人もいると思いますが、後頭部が寂しくなるとオバサン度がぐんとあがってしまいます。

 

ふんわり感を出すためには、分け目を消すように髪を後ろにかき上げてまとめることがひとつ。分け目があるとペタンとしてしまいますからね。

髪を巻いて、ワックスをなじませたら手ぐしで髪を集めます。このとき、分け目をまたいで後ろへ向かって髪を集めましょう。

前髪の後ろから手ぐし跡が残るようにざっくりとかき上げる。

もうひとつは後頭部から毛束を引っ張り出すこと。雑誌などでも必ず出てくるプロセスです。

街でよく見かけるのが後頭部の1カ所だけ異常にふくらんでいる人。これはNGです。

1カ所だけ引き出すとバランスが悪く、残念ヘアになってしまいます。真ん中だけではなく、サイドも少しずつ引き出してあげましょう。ただ、若い子のように出し過ぎると「痛い人」になるので、なにごともほどほどに!

 

結ぶ位置を耳の高さにすると若々しい印象になります。えり足におくれ毛は出さずにすっきりとまとめると大人の落ち着きがキープできますよ。より落ち着いた雰囲気にしたいときは耳より下の低い位置がおすすめです。低い位置で結ぶときはおくれ毛を出さずに、耳に髪をかぶせたほうがおしゃれに決まります。(がんばらないお団子ヘアを参考に)」(津村さん)

 

おくれ毛と後頭部のボリュームに気をつけるだけで、ひっつめからおしゃれヘアに変身!

前髪とおくれ毛にゆるっとした動きがあることでぐんとおしゃれに。ストレートのままだと野暮ったくお疲れ顔になってしまう。

普段はただのひとつ結びでも、大切な日にはいつもより5分時間をかけてワンランク上のひとつ結びで臨んでください。

同総会や仕事での会食、デート、ショッピングなどあらゆるシーンで活躍するひとつ結びです。

 

ひとつ結びにも作る人の個性が出ますが、これまで取材したなかで共通しているのが「おくれ毛のツヤ感」「トップから後頭部にかけてのふくらみ」です。この2点を死守するだけで、野暮ったいひとつ結びから卒業できます。ぜひ、あなたらしいひとつ結びを見つけてみてください。

 

教えてくれた人

津村佳奈さん(Un ami omotesando

トップスタイリスト。サロンワークのほか、専門誌、女性誌などの撮影、美容家・神崎恵さんのヘア&メイクを担当。初の著書『なぜか美人に見える人は髪が違う 髪が変わると顔も変わる。』(大和書房)が好評発売中。ケア方法やスタイリングのコツなど明日すぐにできるヒントが満載です。

書影をクリックするとアマゾンにジャンプ

スポンサーリンク

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

前髪セットで目元を明るく魅力的に。40代に似合う前髪セット術3つ

アイラインが描きにくくなった、目尻にしわが増えた、目の下がくすんできた……。アラフォーになると目元の悩みがぐっと増えてきます。マッサージやコスメでたるみやシワを食…

前髪チェンジで若見え! 40代女性のオススメ前髪教えます!

最近、若い子の間で人気の高いシースルーバングやうざバング。少しでも若く見せたいからって、マネしちゃってる人がいたら大間違い! 肌がくすんで、ハリがなくなって下垂…

ひと手間で「オバ髪」解消! 40代のヘアアレンジ4選

40歳を過ぎると、肌の衰えだけでなく、髪の老化も一気に加速。その影響なのか、これまで通りのヘアスタイルに違和感を感じてきた……。そんな感覚に陥ったアラフォー女性、多…

その髪で5歳老け見え!40代女性が今すぐやめるべき「シャンプー後の3大NG習慣」

実年齢よりもみずみずしい印象を与える「若見えの美髪」を育みたい40代女性は多いはずです。しかし、どんなに美髪ケアに意識を向けていたとしても、ちょっとしたNG習慣のせ…

キレイな髪で新年を!40代女性に似合う美人ヘア教えます

若かりし頃は、年末最大のイベントといえばクリスマス。この日のデートに向けて24日前に美容室を予約したって人も多かったはず。でも、大人になるとクリスマスより、新しい…

脱オバさん! 結局40代女性に一番似合う最強ヘアって?【特集オトナの髪悩み】

オトナサローネで「脱オバさん」ファッション連載を担当する私は、実は元美容師です。ファッション誌でライターを始めるまでは、実家が美容師だったこともあり、美容師の国…

「顔のたるみ」をカバー!女っぷりも上がる40代の前髪とは

学生のころ、前髪が決まらないと1日憂うつな気分になっていました。今はさほど気にしませんが(笑)、やはり前髪は女性にとって命ともいえるパーツではないでしょうか。ヘ…

40代が使ってると最悪に痛い!ヘアアクセと髪のお道具

一歩外に出るとふき出す汗。駅に着くころには背中はびっしょりですよね。ボディだけでなく、もちろん頭皮も大量に汗をかいています。放っておくとニオイの元になるだけでな…

白髪が目立たない!薄毛もカバー!40代のアレンジ裏テク

ヘアアレンジをして仕上がりを鏡でチェックしたとき、「あれ!?」と焦ったことありませんか?ちらりとのぞく白髪、分け目がやけに目立つ、頭頂部が貧弱……。若い気分でいても…

40代、50代に「前髪」は必要!白髪も薄毛もカバーできる【前髪×ボブ】

なぜか、頭頂部や顔周りに集中して生えてくる白髪。鏡を見ると、分け目からピョンピョン元気に飛び出して気になります。もちろん毛穴が傷つくので抜くのはNG。染めるといっ…

40代のオバ見え原因1位、白髪。うまく「染めずに」カバーするには?

40代の髪悩み№1といったら白髪。黒髪はどんどん元気がなくなっていくのに、白髪は生命力にあふれているかのように太く、目立つのがやっかいです。しかも、頭頂部や顔まわりなど視界に入りやすい場所に生えやすいの…

やっぱり美容室は怖い!? 思い通りのスタイルを手に入れる3つの心得

「美容室でなりたい髪型をうまく説明できない」「どうオーダーしていいのかわからない」「美容師さんと話すのが苦手」「やってみたいヘアスタイルがあるけれど、結局いつも同じになってしまう」40代女性からもよく聞…

髪がバチバチ静電気でまとまらない!カンタン除去対策3つの方法

冬になると悩まされる静電気。ドアノブや車のドアをさわる瞬間、バチッと痛みが走り不快な気分に。服を着るとき髪がパチパチして顔にまとわりついたり、広がってボサボサになるのも静電気の仕業です。静電気が発生す…

かき上げ前髪、束感…雑誌で見るヘアスタイルの小さいコツ、教えます!

ヘアチェンジをするときに、雑誌のヘア企画やヘアカタログを参考にする人も多いですよね。ただ、素敵だな、マネしたいなと思うスタイルがあっても「スタイリングが難しそう」と諦めてしまうことはありませんか?サロ…

タートル、ニット帽に似合うギリギリ結べるボブの冬アレンジ

タートルネックやマフラーなど首元にボリュームのあるファッションが増える冬。肩につくボブヘアはダウンスタイルだと毛先がハネたり、もったりと見えてしまいますよね。そんなとき、やっぱり頼れるのはまとめ髪。と…

ヘアブラシを変えるだけでこんなに違う!洗う前の「3分ブラッシング」でエイジング髪が美髪に

美肌&美髪は1日にして成らずということは、40数年生きてきた私たちなら実感しているところ。しかし、もう年だから、一度ダメージを受けた髪は戻らないからと諦めることはありません。人生100年時代。折り返し地点に…

やっぱり頼れる!結べる長さの「ふんわり美フォルムボブ」3選

ウェーブをかけたり、毛先をハネさせたりボブもバリエーションが豊富。ストレートよりも動きをつけたほうが今っぽく見えるけれど、スタイリングが面倒&苦手な人にとっては敬遠しがちなスタイルですよね。おしゃれを…

伸ばしかけでもキマる!40代のボブヘア・冬の5選

ひとつ結びにできるボブはまだまだ人気。毛先内巻きの上品なスタイルももちろん素敵ですが、この冬は少し遊びを加えてボブスタイルを楽しんでみませんか?そこで、人気サロンの美容師さんに40代でもとり入れやすい旬…

この100均ヘアアイテムでこうアレンジ!「伸ばしかけボブ」の正解4つ

ここ数年、年齢問わずボブスタイルが人気です。うねりやパサつきが気になるオバ髪でも扱いやすい少し長めの「ロブ」(ロングボブ)は、40代女性の味方。髪を切ろうか伸ばそうか悩んでいる人が、とりあえずこの長さに…

ボリュームの足りないぺちゃんこオバ髪に、100均のヘアグッズで対策!

掃除グッズや収納ケースだけでなく、今はイヤリングなどアクセサリーも買える100円ショップ。最近、近所に新しい100円ショップができたので品揃えをチェックしに行ってみました。食器や日用品と並び、ヘア用品も充実…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

BEAUTYに関する最新記事