「腐れ縁」を断ち切れなかった独女の後悔【不倫の清算6】

年末年始の街に漂う幸福なムードとは裏腹に、恋人が家族と幸福に過ごす時間をひたすら耐え、連絡を待ち続ける「不倫女性」。

どうして彼女たちは妻ある男を愛してしまったのか。なぜ夫ある身で他の男性に身をゆだねたのか。
彼女たちは、幸福なのか。不幸なのか。
そこにあるのは欲なのか。純粋な愛なのか。
恋愛の裏のただひたすら聞き続けたひろたかおりが、「道ならぬ恋」の背景とその実情に迫る。

 

「友達だから」という言い訳

 

— F子(35歳)から「話を聞いてほしい」と連絡をもらったとき、その声は少し震えていた。

待ち合わせのカフェに急ぐと、外のテーブルでタバコを吸いながらぼぅっと座っているF子の姿が見えた。

「もうダメ。耐えられない」

飲み物を買って座ると、F子はタバコを灰皿に押し付けて唐突に話し始めた。

不倫中のF子は、彼のことを本気で愛していた。当時勤めていた病院で知り合い、その頃はお互いに独身で交際を始めたが上手くいかず、別れたと同時に彼はほかの病院に転職した。そのままふたりは音信不通になったが、次に再会したのは3年後、彼から思いがけず連絡をもらったときだった。

彼は結婚していた。F子の知らない女性だった。F子に連絡したのは、栄養士の資格を取り、まだ以前と同じ病院で勤務していることを知って「妻のダイエットに協力してほしいと思った」ことが、彼に告げられた理由だった。

 

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