
それ、放っておくと「ブルドッグ顔」一直線!更年期に“急加速する顔たるみ”を止めるプロの処方箋は
「最近、顔がたるんできた気がする…」そんなお悩み、ありませんか?
40〜50代になると、ほうれい線やフェイスラインの変化に気づく方が増えてきます。
昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。この時期は、女性ホルモンの急激な変化や日々のストレスなどが重なり、肌や心身にさまざまな変化が現れやすくなります。
今回は、たるみ予防に必須のケアや栄養について、あんしん漢方のライターで医薬品登録販売者の円山 真由佳さんと、一般社団法人日本サプリメント協会理事長の後藤 典子さんに教えてもらいました。
現代の女性は「ブルドッグ顔」になりやすい?その理由とは
Photo:O-DAN
ブルドック顔とは、ブルドックのように頬が垂れ下がり、ほうれい線が目立ち、フェイスラインと首の境目がはっきりしない顔を指します。ブルドック顔の主な原因は、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが加齢とともに減り、顔の皮膚や脂肪を支えられなくなることです。
更年期に「急に顔がたるんできた」と感じやすいのは、コラーゲンの生成を促す女性ホルモンが急激に減少することが関係しています。
また、睡眠不足や不規則な生活による肌のターンオーバーの乱れ、スマホやパソコンの長時間使用によるブルーライトや下向きの姿勢なども顔のたるみを悪化させる要因です。
このように、さまざまな要因が重なりやすい現代の更年期女性は、ブルドック顔になりやすい傾向にあります。 顔のたるみを予防するには、早めのケアが重要です。
ブルドック顔を予防する基本ケア
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ブルドック顔予防の基本は、丁寧なスキンケアとリンパマッサージです。顔をこすったり刺激を与えたりするような摩擦の多いスキンケアや肌の乾燥は、皮膚のダメージになり、たるみを悪化させます。
スキンケア用品は皮膚が動かない程度の力で優しく包み込むように塗り、美容液やクリームなどを使って十分に保湿をしましょう。 日中は、日焼け止めで紫外線を防ぐのも大切です。
また、たるみの原因になるのは、顔にたまった余分な水分や老廃物。リンパマッサージは、これらの排出や皮膚の新陳代謝を促し、顔やフェイスラインをすっきりさせてハリをアップさせる効果が期待できます。リンパマッサージをするときは、摩擦を軽減するためにクリームやジェルなどを塗り、顔の内側から外側に向かって優しく手や指をすべらせ、最後に耳から首、鎖骨へとリンパを流しましょう。
ブルドック顔を予防するには栄養も重要
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ブルドック顔を予防するには、からだの内側からコラーゲンの量を増やすことも重要です。 ゼラチンや鶏皮、鶏の手羽、牛すじ、ふかひれなど、コラーゲンの含有量が多い食品で不足したコラーゲンを補いましょう。また、コラーゲンの合成をサポートするビタミンCや鉄分、抗酸化力の高いビタミンAやビタミンEなどもいっしょに摂るのが大切です。
ビタミンCはパプリカやキウイフルーツ、鉄分はレバーやかつお、ビタミンAはレバーやうなぎ、ビタミンEはひまわり油やアーモンドに多く含まれています。ほかにも、更年期のたるみは女性ホルモンの減少が影響している可能性があるため、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂るのもおすすめです。
本記事では、更年期に気になりやすいたるみの原因と、日常でできるケアや栄養対策についてお伝えしました。
年齢とともに変化する肌には、外側からのケアだけでなく、内側からのサポートも大切です。
続いての▶▶『たるみを“中から整える”方法とは?更年期世代のためのインナーケア入門』
では、サプリメントや漢方を活用したたるみ対策について詳しくご紹介します。
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