ある朝「子どもの様子がおかしい」と気づいた彼女が、モラハラ夫との暮らしに下した決断とは
なぜ長期休暇になると、夫のモラハラがひどくなるのか?
長期休暇になると、なぜ夫のモラハラが加速してしまうのでしょうか。それは、彼らの中にある“支配欲”や“未成熟な感情処理”が、日常よりも濃く表に出てくるからです。
まず、単純に家にいる時間が増えることで、夫は「妻をずっと監視できる」状態になります。
食事の内容、子どもの態度、掃除の順番──。普段なら気にしないような細かいことまで気にして、文句や命令がどんどん増えていきます。
そして、本来なら仕事で満たされていた自分の“役割”や“存在価値”が、休暇中は見えなくなります。するとその空白を、「妻を支配すること」で埋めようとするのです。自分が指示を出し、文句を言い、イライラをぶつけることで「俺は必要とされている」と感じようとします。
また、「家は俺の城だ」という価値観を持っている夫の場合、自分の思い通りにならない家事や育児の進め方を見ると、それだけで不機嫌になります。
「俺のルールに従え」と暗に(あるいははっきり)圧力をかけてくるのです。
さらに厄介なのは、“自分が一番に扱われないと納得できない”という未成熟な感情。子どもが優先されることにも不機嫌になり、「大事にされたい」ではなく「一番じゃないと嫌だ」と感じてしまうのです。
そして最後に、不満やストレスを“自分で処理できない”こと。
本来なら自分で向き合うべきモヤモヤを、目の前の妻にぶつけることでしか処理できない。それが、モラハラというかたちであらわれているのです。
その後、子どもの様子がおかしいのに気づいたSさんは… 次ページ
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モラハラカウンセラー
麻野祐香
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