#78 40代でも婚活アプリはイケる? 独女がリアルにやってみたら【40代編集長の婚活記】
独身街道まっしぐらだったモテない40代が、一念発起で婚活を始めて早や1年5カ月。婚活パーティに行ってもダメ。知人の紹介で会った男性ともうまくいかない。元カレと再会してみても進展せず。恐る恐る始めた婚活アプリは、返信する気になれないトンデモメッセージばかりで……。
これは40代独女の、実名+顔出しで書いている、リアル婚活ドキュメントである。
始まりはこんなメッセージから
婚活アプリを始めて1カ月半が経ち、初めてまともなメッセージをくれた同世代男性が、メガネさんだった。彼との始まりは、こんなメッセージから。メガネ「はじめまして。会員になったばかりで正直よくわかっていないのですが、よろしくお願いします。ゴルフをなさるんですね。僕もゴルフをやっています。ラウンドにはどのくらいの頻度で行くんですか?」
それからというもの、メガネさんからはほぼ毎朝メッセージが届くようになった。あまりマメじゃない私だけれど、几帳面に連絡をくれるメガネさんのおかげで途切れることはなかった。連絡が続いた理由は他にもあった。
メガネさんとの連絡が続いた理由
メガネさんとのメッセージ交換が始まってから、それ以外の男性とはまったく何もなかったわけではない。婚活アプリでは週に5~6人、なんらかのメッセージが届いていた。でも、誰にも返信する気になれなかった。
それは、前回の記事で紹介したようなトンデモメッセージが多かったからだ。これらはまた、別の機会にご紹介したいと思うけれど。
唯一、メガネさんとだけメッセージ交換が続いた理由は、たぶんこの6つのポイントだろう。
1.最初のメッセージに好感を持てたこと
2.プロフィール写真に清潔感があったこと
3.同い年で共通の趣味(=ゴルフ)があったこと
4.言葉遣いがていねいだったこと
5.ガツガツしていなかったこと
6.出身県が一緒など、他にも共通点があって話題が盛り上がったこと
メガネさんとのデート、ついに決定
ただのメル友のような関係に変化が訪れたのは、メガネさんとのメッセージ交換が続いて1カ月経ったころ。メガネ「おはようございます。僕、アサミさんとお会いしてみたいと思いました。もしイヤじゃなければ、ですが」
ちょっと戸惑いはあったけれど、
アサミ「ありがとうございます。アプリで知り合った方とお会いするのが初めてなので、正直、迷った気持ちはあったのですが、メガネさんは誠実そうな人かなと思ったので。よろしくお願いします」
ドキドキしながら返信した。メガネさんからメッセージが届いたのは、少し時間があいてからだった。なんて書いているのだろう。向こうから誘ってくれたにも関わらず、なんだか緊張する。これもまた、モテない人生を送ってきたせいかのか。
メガネ「ありがとうございます。正直、断られること覚悟だったんです。うれしいです。今度の土曜か日曜、どちらか空いていませんか? お茶だけでかまいませんので」
よかった。なんだかホッとした。男性側からアプローチをしてきたのに結果フラれることばかりだったので、誘いの言葉がどこか信用しきれない自分がいる。でも……メガネさんは違いそうな気がする。カッコつけない素直そうな人。このメッセージでそんな印象を持った。
アサミ「今度の土曜日、大丈夫です。よろしくお願いします」
こんな流れで、メガネさんとのデートの約束は決まった。ネットで知り合った人と1対1で会う……45年の人生で、私にとっては初めてのことだった。
婚活アプリでの、待ち合わせの闇!
待ち合わせしたのは、ある土曜日の14時。場所は、千駄ヶ谷にある人気のカフェだった。お店での待ち合わせということに、ちょっとホッとした。
というのは、婚活アプリ経験者にこんな話を聞いたことがあるからだ。
「婚活アプリで出会った人と待ち合わせするとき、駅前とか交差点とか、お店じゃないところにする人も多いんだって。待ち合わせの場所からちょっと離れたところから見ていて、来た相手らしき人が好みじゃなかったらバックレるってこともあるらしい」
ヒドイ! 写真のイメージと何か違うと思ったら会いもせずに帰っちゃうってこと⁉
「交差点で待ち合わせしていたら車で来て、強引に助手席に乗せようとしてきた人もいるよ」
怖い! 身元もよくわからない人と、いきなり車で2人きりになるなんて。ま、よく知らない人の車なんて絶対乗らないけど!
デート前の約束でも、好印象なメガネさん
婚活アプリに関してこんな事前情報があったので、もし待ち合わせの場所が駅前や交差点だったら、メガネさんにちょっと不信感をいだいたかもしれない。でも、彼が指定してきたのはカフェ。ちゃんと、お店だった(当たり前といえば当たり前なんだけど)。メガネ「写真とそんなに違わないと思うんだけれど、目印を伝えておきますね。黒縁のメガネで紺色のニットを着ていきます」
アサミ「はい。でもベーシックだから他にもいたりして(笑)。私は髪が目印になるかと。腰くらいまであるロングヘアです」
メガネ「確かに。紺のニットにメガネってありがちですよね。では、テーブルの上に青い表紙の本を置いておきます」
待ち合わせの前に、自分の目印になることを伝えておく。こんな点にも、メガネさんの誠実さが感じられて好印象だった。青い表紙の本はなんだろう? 出版社勤務の人間としてはその本のことも気になるけれど。
いよいよ今日が待ち合わせの土曜日。約束の時間の3分前、お店の前に着いた。メガネさんらしき人はいるだろうか? ドキドキしながら店のドアを開けた。
【メガネさんはもうカフェで待っている⁉ それとも⁉ 続きはコチラ】
#79 婚活アプリあるある。ドタキャン、バックレがつきもの!?【40代編集長の婚活記】
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