もしかして彼、既婚者かも…確認できない40代独女の孤独【不倫の精算 13】
彼との付き合いを話せなくなり
M子の変化は、元気をなくしていくだけではなく、彼との付き合いを友人たちに話さなくなったことだった。
当初は「いい出会いだね」などとみんなで盛り上がる機会もあったが、彼の誕生日以降、M子は彼の話題を口にすることが減った。「あれからどう?」と尋ねても適当にごまかされるだけので、今は誰もM子の「彼」については触れない。
それがいっそう、M子の孤独を深めていた。
もし彼が結婚していれば、自分は「既婚者に騙された馬鹿なオンナ」になってしまう。別れていないならなおさら自分のモラルを問われることになる。それが怖かった。
M子にとっても、彼との交際は公にできないものになっていた。
それでも、不安が抑えられないときは誰かに話したくなる。M子からの連絡は、彼とどう向き合って良いかわからない、これからどうすれば良いかわからない、そんな苦しみを吐き出すものが増えた。
この年末年始も、M子は彼と過ごしていない。「年越しは毎年家族で集まることになっていて」が彼の言い訳だったが、仕事納めから年が明けて仕事始めの日まで、彼から電話がかかってくることはなかった。
M子はいつものように、「わかった」とだけ返していた。返信をもらえないことが怖くて、こちらからLINEを送ることすらできずに過ごした。
彼への愛情は消えない。そんな状態でも、やはり誘われれば会える喜びで満たされる。目の前の美しいM子を見ると、孤独に苦しみながら彼には愛されたくて必死になっている心が伝わってくるようだった。
だが、もしこれが「不倫の恋」であったとき。
彼女の絶望を考えると、首元で揺れるダイヤモンドの輝きから思わず目をそらしてしまうのだ。
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