知ってた?初めてのゴルフクラブを「ハーフセット」にするメリット

2018.03.11 LIFE

いよいよレンタルクラブから卒業! ゴルフクラブを買って本格的に始めるぞ! と決心したものの、いったい何本揃えればいいの? って迷いますよね。

プロは14本まで試合で持ち歩くことが認められていますが、実際、そこまでクラブを使い分けられないのも事実。実際、私はいまだにその半分のハーフセットしか持っていません。

それでも十分どころか、ヘタしたら18ホールの1ラウンドで一度も手にしないクラブもあるくらいなんですよ~ つまり、ビギナーにケが生えた程度のゴルファーならばハーフセットで問題なし♪

 

【間庭典子の40代からのOTONA GOLF♯6

オトナだからこそ失敗したくない! 初めてのクラブ選び】

 

 

お手軽なパッケージタイプのハーフセットはお得!

さてそのハーフセットですが、2通りの揃え方があります。まずはビギナーでも使いやすいような入門モデルをあらかじめ組み合わせにしたお得なパッケージツアーのようなセット。

 

とにかく来週のラウンドに間に合わせたい! リーズナブルにそろえたい! というタイプならこのコース。中にはキャディバッグもついて4~5万というものも。メーカーにこだわらなければもっと安いセットもみつかります。

ダンロップゴルフのハーフセット、BLOOM PACKAGE SETはキャディバッグ付で8本セット(W#1、W#5、HB#5、I#7、I#9、PW、SW、PT)。3月24日発売予定の最新モデル。

それぞれ選びカスタマイズするのもOK

もうひとつがドライバー、フェアウェイウッド、パターを1本ずつそろえるパターン。アイアンは数本セットになっていることが多いですが、好みのものを必要に応じで組み合わせるので、メーカーやモデルが違ってもいいし、必要頻度の高いドライバーだけはいいものを、など一点豪華主義でもOK。

 

そういう意味では自由度の高い一人旅のようなもの。多少、コストがかかっても満足度も高いし、いいクラブを使いこなすことを目標にして成長する考え方も。クラブによっては刻印のカラーカスタムやデザイン加工、グリップの色などを選べたりするので、自分流にコーディネイトする楽しみも。

 

では基本的なハーフセットの内容って?

では最低限必要なハーフセットって何? どんな種類のクラブ? と疑問にお答えすると、平均的なハーフセットってこんな感じ。

 

① 一番長くて遠くまで飛ばすためのドライバー 1本

ヘッド(打つ部分)も一番大きなこのクラブは一番存在感があるけれど、実はすべてのクラブの中で一番軽いのだとか。筋力に頼らなくても遠心力を利用して、ただ当てれば飛距離が出るように設計されている。各ホールの最初の1打、ティーショットで使う。

最初の1打のティショットでは打ちやすいようにティーでボールを浮かせることができる。

 

② 同じく遠くに飛ばすためのフェアウェイウッドなどのウッド

ドライバーと同じく丸みのあるヘッドの遠くに運ぶためのクラブ。ロングホールでの2打目、3打目にあると便利なのが、ティーアップしなくても打ちやすい設計のフェアウェイウッド。基本的には1本あればOKだけれど2本そろえる人も。

 

③ よりグリーンに近づけるためのアイアン

最終目的地点、ホールまでの距離が近くなったら短めのアイアンで打つ。長さのほかにボールが当たる部分の角度が番手によって違うのが特徴。初心者の女性ゴルファーだと100ヤードくらいの距離が目安の7番、70ヤードくらいの9番くらいが必要かも。

 

④ ウッドとアイアンの中間のユーティリティ

芝生が茂ったラフなどでも打ちやすく、アイアンの感覚で簡単に打てるユーティリティは持っていると便利。2000年代に出回るようになった新しいクラブで、今ではすっかり定番。3番や5番などのロングアイアンは打つのが難しく、そのかわりにユーティリティを使うように。メーカーによってはレスキュー、ハイブリッドなどと呼ばれるお助けクラブ。

芝を短く整えたフェアウェイからそれて、ラフから打つときもユーティリティなら安心。

 

⑤ バンカーやグリーン周りで使うウェッジ

見かけはアイアンとほぼ一緒。ボールを高く上げるためのフェースの角度で、砂地のバンカーから出すためのサンドウェッジやグリーンに寄せるためのピッチングウェッジ、アプローチウェッジがあるが、初心者ならそのうちの1本で流用しても大丈夫。

とにかく出すのが最優先のバンカーではボールが高く上がるサンドウェッジを選択。

 

⑥ グリーンで使うパター

グリーンにボールが乗ったらパターを使うのがルール。つまりどのホールでも必ず使うのがパター。まっすぐ打てるように工夫された様々な形のものがあるけれど、感覚的なものなので自分の好みで選んでも大丈夫。

 

上達に合わせて1本ずつ買い足すのも効率よし!

これら7,8本そろえばラウンドでも困らないはず。まずはこれらハーフセットをそろえて。使いこなせるようになったら必要と思われるクラブを買い足してもいいし、上達に合わせて1本ずついいものに買い替えても。

 

ちなみに私は学生時代に買った手ごろなハーフセットをずっと使い続けていたけれど(我ながら物持ちがイイ!)、ドライバー、フェアウェイウッド、パターの順に買い替えました。

 

取材や久々のラウンドで回ったゴルフ仲間に、今のクラブがどれほど進化し、使いやすくなったかを諭され、最初は半信半疑だったのですが、使ってみてびっくり。フェースが大きいから当てるのも簡単だし、力まなくてもシュパーンと飛ぶ。

技術は日々進化しているからじっくり吟味

なのでテーラーメイドのGLOIRE Fのドライバーを購入。これは自分でロフトの角度を変えたりもでき、当たると飛ぶ部分、スイートスポットもすごく広いから振れば楽に飛ぶ。実は初心者にこそおすすめのクラブでした。

 

下の最新モデルは私が使っているものよりさらに10g軽くなって262g! 技術は日々進化しています。

テーラーメイドのGLOIRE F ウィメンズの最新モデルのドライバー。私が購入したモデルよりさらに10g軽くなり262g! 技術は日々進化。

ちなみに私が今まで使っていたのはドライバーのフェースは木製だったからウッドと呼ばれていた時代くらいの、レトロなみかんサイズ。それに比べ今のドライバーはグレープフルーツくらいの大きさですから! シャフトも気持ちよくしなりよく飛ぶ! ドライバーの苦手意識がすっかりなくなりました。

 

なるほど! 高機能のクラブのおかげでゴルフはパワー勝負からしなやかなスイングの時代へ。THE 体育会系!みたいなごつい体型の選手が減って、すんなりモデル体型の女子プロが増えたのは、そんな事情もあるのかもしれませんね。

 

 

その後、中古ショップでユーティリティを安く探して、使ってみたらまたびっくり。アイアンの感覚で振れるから、失敗しないんです。フェアウェイウッドが苦手な私は2打目からずっとこのクラブに頼っちゃうことも。

 

今はとにかくクラブの性能がいいから、初心者にもやさしいクラブを手ごろなハーフセットをとりあえずそろえてから、少しずつ自分にあったものを探してみるのもいいですよ。

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