たった「小さじ半分~1杯」で肌の新陳代謝を促し、脂肪も減らす!2人の美人女医が実践する、インナービューティーメソッドに必要不可欠な2種類のオイルとは【ご自愛市ワークショップより】
1日わずか小さじ半分で、体の脂肪がどんどん燃える!
さらに、MCTオイルは脂肪燃焼効果も期待できます。ケトン体の働きで脂肪が減って基礎代謝が上がり、脂肪をどんどん燃やしてくれる「脂肪燃焼体質」へと変身するからです。
「1日小さじ半分(2g)で簡単に脂肪燃焼のスイッチが入るので、普段の生活が脂肪燃焼のチャンスに。掃除や洗濯といった日常の仕事で脂肪が燃えて、エネルギーが消費されるのです」と齋藤先生が語ると、参加者は驚いた表情を見せました。
MCTオイル生活を始めた齋藤先生自身も、体脂肪-6kgをキープ中
齋藤先生は、MCTオイルの効果についてあらゆる研究を重ねています。例えば、複数の参加者にMCTオイルを4週間、毎日2~4g摂取する『MCTオイルチャレンジ』を実施。内臓脂肪が25%減少、重さにして-1.3kgという結果が出た参加者もいたそうです。
「実は私もコロナ禍に太ってしまい、MCTオイル生活を始めました。すると、たった1カ月で体脂肪が-3kgになり、現在は-6kgをキープしています。見た目がスッキリしたことはもちろん、以前よりも疲れにくくなりましたね」と、自身の経験を告白。
「MCTオイルは代謝に作用して脂肪の燃焼を高めることで、なりたい自分をサポートしてくれる油です。たった小さじ半分で、日常生活の動作で燃える体になります」と語ると、経験に基づいた説得力のあるお話に、参加者の共感が伝わってきました。
アマニ油とMCTオイルを味噌汁で試食。参加者の反応は?
齋藤先生の解説のあとは、試食タイムへ。会場の参加者へ味噌汁にサーブされ、アマニ油とMCTオイルが置かれました。
「毎日オイルを取り入れるには、味噌汁が簡単です。具は、豆腐や野菜などお好みで選んでください。アマニ油は小さじ1、MCTオイルなら小さじ1/2でOK。2種類同時に入れても良いですが、油っぽくならないように気をつけて」と齋藤先生。参加者が慎重にオイルの量を調整しながら味噌汁へ入れて試食をすると、大きくうなずき、満足感そうに飲み干す様子があちこちで見られました。
オメガ3とMCTオイルを摂るときの注意点は、ともに加熱調理には向いていないこと。加熱すると、オメガ3は酸化しやすく、MCTオイルは沸点が低いので煙や泡立つことがあります。コーヒーや味噌汁といった飲み物や汁物、ヨーグルトやサラダなど、出来上がった料理にかけるだけにしましょう。どちらのオイルも無味無臭で、料理の味を損ねることはありません。
また、油に溶ける脂溶性ビタミンは、油を使って調理すると吸収力が高まる特徴があります。脂溶性ビタミンの主な種類は、ビタミンA(卵、ニンジンなどに多い)・D(キノコ、魚などに多い)・E(うなぎ、アーモンドなどに多い)・K(わかめ、納豆などに多い)です。栄養を無駄なく摂りたいときは、アマニ油やMCTオイルをかけてみてください。
1日の中で、オイルを摂るのに適しているのはいつ?
工藤先生と齋藤先生のワークショップは、いよいよ最後の質疑応答へ。質問の一部をご紹介しましょう。
Qオイルを摂るのに適したタイミングはありますか?
工藤先生:オメガ3は、朝に摂るのが習慣化しやすくオススメです。朝食と一緒に吸収されて、日中に体調や肌に効果が発揮されます。
齋藤先生:MCTオイルも、朝食時が適しています。摂取して2時間をピークに、10時間程度で分解が終わるので、朝に摂り入れると、活動が活発になる日中のエネルギー消費を支えてくれます。ただし、空腹時は避けてください。吸収が速いので胃腸を刺激し、腹痛のリスクがあるほか、気持ち悪くなることがあります。
最後のMCの呼びかけにより、参加者の大きな拍手の中でワークショップが終了しました。内側から美肌と代謝アップを両立させるには、良質な油を選び毎日続けること。それを叶えてくれるのが、オメガ3とMCTオイルということを学び、参加者はお土産をいただいて会場を後にしました。


【お話】
消化器内科医 工藤あき先生

美腸・美肌評論家。日本内科学会認定医、日本消化器学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。一般内科医として地域医療に携わりながら、腸活×菌活を活かしたダイエット・美肌・エイジングケア治療にも力を注いでいる。植物と美の関係をひもとく、日本でのインナーボタニカル研究の第一人者としても注目されている。その美肌から「むき卵肌ドクター」の愛称で親しまれ、メディア出演多数。美容や食生活に関する書籍も数多く執筆している。2児の母。
山本メディカルセンター院長 齋藤真理子先生

日本形成外科学会専門医・医学博士・分子栄養学認定医。昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。発達障がい児の運動療育施設や、訪問診療における緩和ケア、在宅看取りなどを積極的に行っている。
撮影/佐山裕子(主婦の友社)
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