#88 「この人、なんか違う」と婚活相手に感じたワケ【40代編集長の婚活記】

2018.04.11 LOVE

いよいよ核心を伝えるとき

アサミ「ごめんなさい。やっぱり私、メガネさんのお子さんとは会えないです」

メガネ「そう、ですよね」

アサミ「これから先の人生を考えて……やっぱり違うんじゃないかって」

メガネ「はい。きっとそうだろうと思ってました」

アサミ「ごめんなさい」

メガネ「アサミさんが謝ることないです。そもそも僕が嘘ついてたことが悪いんですから」

アサミ「……」

落ち着いたトーンで話すメガネさん。お断りの言葉を伝えても、けっして声を荒げたりしない。ちゃんと話に耳を傾けてくれる。そういうところは、好感が持てる。

 

メガネさんを「違う」と思った理由

メガネ「急に子供と会ってほしいとか、僕がちょっと焦っちゃいましたよね」

アサミ「あの、子供がイヤなんじゃないんです」

メガネ「いや、子持ちの男と付き合うって、よく考えたら二の足を踏みますよ」

アサミ「そうじゃないんです。なんていうのか、お互いの結婚観とか、人生観の違いじゃないかと」

メガネ「そうですか……」

お互いの距離感の縮め方や関係性の深め方、婚活相手に求めているものが、たぶん違う。

アサミ「あと、今さらこんなこと言ったらなんですけど、やっぱりお子さんと住んでるかどうかは先に知りたかったです」

メガネ「そうですよね……やっぱり、プロフィールに嘘をついちゃいけませんよね」

アサミ「正直、ちょっとショックでした」

メガネ「すみません」

やっぱり、「子供と住んでいる/住んでいない」というライフスタイルに嘘をついていたことは許せなかった。メガネさんがついていたのは、小さな嘘ではなく、大きな嘘だったと思う。

 

 

さようなら、メガネさん

アサミ「メガネさん、素敵なかただから、きっとご縁のある人が見つかると思います」

メガネ「本当はアサミさんとご縁があってみたかったけど」

アサミ「すみません」

メガネ「謝らないでください。これからは僕、シングルファーザーを公言して婚活しますね」

アサミ「きっと素敵なご縁があると思います」

メガネ「アサミさんも、婚活がんばってください」

アサミ「ありがとうございます」

メガネさんとはそれ以来、いっさいの連絡を取らなくなった。連絡先も、気が付いたら削除されていた。

さようなら、同い年のメガネさん。素敵な人だったけれど。

婚活を始めて1年7カ月。40代独女の婚活は、またもやふりだしに戻ったのだった……。

 

【6人目の相手との婚活デートが終了。40代独女に次なる出会いはあるのか? 続きはコチラ】

#89 婚活1年8カ月で感じた「独女の不安」とは?【40代編集長の婚活記】

【前回はコチラ】

#87 40代の婚活「母親になる」前提でお付き合いできる?【40代編集長の婚活記】

【一気読みならコチラ】

40代編集長の婚活記まとめ

1 2

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク