母「つよ」の死、妻「てい」の妊娠……。命がめぐり、生まれ変わる。蔦重が見つめた“生”と“創作”の交差点とは【NHK大河『べらぼう』ベスト振り返りセレクション】
ていは孫がいる年齢での妊娠を恥ずかしがり、蔦重にも遠慮していましたが、蔦重は子どもを授かったことに大喜び。お腹に子どもがいるていを優しく気遣うシーンもありましたが、ていに対して時々見せる優しさに夫婦仲のよさを感じます。
本作において、蔦重とていの間に子どもができましたが、史実では蔦重と妻について詳しいことは分かっていないだけでなく、彼に子どもがいたかどうかも判明していません。ちなみに、耕書堂を継いだのは番頭の勇助といわれています。勇助が蔦重の跡を継いだのは蔦重に子どもがいなかったからなのか、それとも蔦重が子どもの有無に関係なく、勇助を信頼して任せたのかは定かではありません。
歌麿の格闘
蔦重と歌麿の間には、徐々に亀裂が生じていましたが、市中の美人を描いた美人画の成功により、歌麿の心は蔦重から一層大きく離れてしまいました。

蔦重(横浜流星) 歌麿(染谷将太) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」42話(11月2日放送)より(C)NHK
歌麿の錦絵を求めて、年明けに集まる客を前に、蔦重は「歌麿先生も 江戸中の美人を 描き尽くすつもりでさ!」と、歌麿の気持ちを勝手に代弁。このときの歌麿の表情は険しく、想定外の発言に納得いかない様子でした。
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アメリカ文学研究/ライター
西田梨紗
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