#104 個室婚活で出会った「3人目の男」に思うこと【40代編集長の婚活記】
「40代の婚活は丸2年はみてほしいんです」──恋愛結婚カウンセラーの先生にそう言われたのは、2016年8月。連載【40代編集長の婚活記#1】のときのこと。あれから2年が経った。
つまり、OTONA SALONE編集長・アサミ(46歳)の婚活は、言葉通りに時間がかかっているということ。
婚活パーティ、婚活アプリ、知人の紹介などを経て、より真剣度が高いと聞いた「個室婚活」に参加してみたものの……。これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
1:1で話せるのがメリットなのに
2歳年下の独女の友Aに誘われて参加した「個室婚活」。仕切られたブースの中で1:1で話すというタイプの婚活パーティの一種だ。1人目のワイルドさんとは、「犬10匹と猫7匹、ウサギ5匹にハムスター5匹と一緒に暮らせる?」という問いに、自信がないことを伝えたところ、開始1分で終了。
2人目のシチサンさんとは、彼の趣味であるUFOのこと以外まったく話せないまま終了。
個室婚活は1:1で話し合えるところがいいと聞いていたけれど、2人ともまったく話し合えていないまま終わってしまった。
これはお相手が個性が強すぎるのか、私の会話の持っていき方が悪いのか……。
軽く落ち込む私。
もしかして3人目の男性も!
3人目以降もワイルドさんやシチサンさんのような“ものすごく何かにドハマりしている人”だったらどうしよう。不安がよぎる。まったく話し合えないまま、相手の話を聞く一方。よく考えたら自分のこと、ほとんど何も言ってない。自己紹介すらまともにできない婚活なんて、参加する意味……。
そんなことをぼんやり考えていたら、3人目の男性が入ってきた。
「こんにちは。はじめまして」
顔の輪郭が四角い男性だった。ペヤ〇グ・ソース焼きそば並みに。彼を……ペヤ〇グ、いやいやスクエアさんとしよう。
四角い顔の男・スクエアさん
パッと見の印象は、とても真っ当な感じだ。ネイビーのジャケットに水色のシャツ、ネクタイ。ボトムはチノパン。スーツではないけれど、キチンとした印象を与える。スクエア「僕はスクエアと申します。塾講師をしています。あなたは?」
アサミ「はじめまして。アサミと申します。出版社に勤めています」
なんだかオーソドックスは始まり! そうそう、これが婚活って感じよね。
スクエア「プロフィールカードを交換しましょうか」
アサミ「あ、はい!」
そうだった。始まる前にプロフィールカードを書いたのだった。2人目までまったく交換しないまま終わったけど、たった5分という短い時間である程度お互いを把握するため、個室婚活には大事なものだった!
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