#104 個室婚活で出会った「3人目の男」に思うこと【40代編集長の婚活記】
離婚歴あり、子供あり
プロフィールカードを交換し、スクエアさんが自己紹介として書いた職業や趣味、特技、自分の性格などなどにザッと目を通した。47歳で塾講師、趣味は空手とあった。気になったのは、離婚歴あり、子供あり、に〇印がついていたところ。
スクエアさん、子供がいるんだ。同居してるのかな……。
婚活アプリで知り合ったメガネさんのことを思い出した。彼も離婚歴あり、子供ありだった。そして子供と一緒に暮らしていた。数回デートを重ねていたメガネさんと会わなくなったのは、子供とのことがきっかけだった。
アサミ「いきなり不躾かもしれませんが、お子さんは何人いらっしゃるんですか?」
いきなり、ストレートに聞いてみた。
短時間勝負は、遠慮をせず
個室婚活で話す5分間は意外と短い。2人目までで痛感した。だから、気になることから遠慮せずさっさと聞いていこうと思った。
スクエア「娘が一人です。10歳になります。あ、でも一緒には住んでいません。親権は元妻にありますから」
ちょっとだけホッとする。好きな人は欲しいし、結婚も考えていなくはないけれど、誰かの母親になる気持ちにはまだなれていない。
アサミ「ありがとうございます」
スクエア「じゃ、僕からも聞いていいですか?」
アサミ「はい」
スクエア「アサミさんはどんな家庭を作りたいと思っていらっしゃいますか?」
私が作りたい家庭像って?
どんな家庭! あれ、こんな質問されたことなかった。あ、そうだ! 祖父母のことを話せばいいか。
アサミ「家庭というか、夫婦のあり方みたいなものでもいいですか?」
スクエア「はい、もちろんです」
アサミ「私の最期を一緒にいてくれる人、もしくは私が最期を一緒にいたいと思う人と、家庭を築けたらいいなと思います」
ちょっと首をかしげ、眉間にシワを寄せるスクエアさん。あれ、私、ものすごく真剣に答えたんですけど?
ちょっと怪訝そうなスクエアさん
スクエア「いまアサミさん、46歳ですよね? 僕の1歳下」
アサミ「あ、そうですね」
プロフィールカードを見ながらそう答えた。
スクエア「いま人生100年時代って言われてますから、最期ってまだ50年くらい先の話じゃないですか。先過ぎません? いま、どういう夫婦でありたいかはどうなんですか?」
いま、どういう夫婦? 家庭? ん? 想像したことなかった……。まぁでも、これしかないか。また祖父母のことを話した。
アサミ「お互いに好きなことやって、タイミングが合えば一緒のことやって。お互いを尊重し合える夫婦、ですかね」
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