だから「実家へ帰省がイヤ」になる! リアル40代の叫び

2018.08.18 LIFE

お盆といえば帰省でしょうか。「実家に帰省したら、何をしますか?」というアンケートの回答が、実家に帰省したくない理由になってきてしまいました。

そこであたらめて「実家が嫌な理由を教えてください」とアンケートし直した結果がこれです。40代ならではの切実な答えに満ちていました。

実家が嫌な理由はあれこれあります。同じ理由に頷くもよし、心の中で少しだけ応援してもよし。この時期を上手に乗り切りたいものです。

 

実家は面倒事を用意して待っている

■待ち受けているお見合い写真が全部気持ち悪い!

40代で独身というのは田舎の人には理解しがたいらしい。

実家に帰るたび、見合い写真がどっさり用意されている。

正直どれも私を不幸にしかしなさそうな人物ばかりである。

自分を棚に上げていえば、気持ち悪いのばかりだ。

イケメンっぽい人もいるが、その人物の名前を地元に残った友人たちに聞けばヤバい話ばかりが出てくる。

全員、明らかに薄気味悪い廃棄物な問題物件。

私はバカ息子のためにあるゴミ捨て場じゃないし、あんたらの世話もしたくない!

(42歳・会社員・独身)

 

■実家で待ち受けるうざい家族の現実

実家で必ず目にしなければならないのは、母と数年前に離婚して戻ってきた姉の諍い。

姉の離婚理由は「嫁いびり」で、母は自分はそれに耐えてきたのに!と腹が立つらしい。

結婚が必ず幸福であると言いきれない現場を毎年見る羽目になるのがつらい。

なお姉は婚活を頑張っているようだが、単に実家から逃げるためだけだとしたら同じことが起こると思う。自立したほうが早いのになあ。

二人を見るのがつらいし、それを止めようとしない父を見るのもつらい。

実家には見たくない家族の現実が待っている。

(41歳・独身・会社員)

 

故郷がいいところだと誰が決めた?と実家で思う

■時代が止まったままの実家周辺に腹が立つ

某地方にある実家に帰ると、台所から出る暇もなく親類の男どもの宴会の世話をする羽目になる。

食べる暇も飲む暇もない。感謝もなく、女は働けという雰囲気。

男が家の大黒柱だから、という理由らしいが、親族は(うちも含めて)全員共稼ぎである。たぶん私のほうが高給取り。

社会で男としてのプライドが傷ついたからって、女をこき使ってなだめさせるな!まったく男のくせに情けない!…とあえて差別的に言ってやりたい。

なお夫は私の実家に近づきたがらない。現代の常識を持っているからだと思う。

(40歳・既婚・会社員)

 

■家族も親類も同業者ばかりで休めないのがきつい

我が家は祖父母も両親も教師。

親族もほぼ教師。

私も教師なので、会話がしんどい。

戦時中の教育や戦後すぐの教育が平成も終わろうとしている現代とマッチするはずないだろうが、と叫びたくなる。

それに田舎と都市の常識の違いも関係する。

っていうか、休暇のときまで仕事の話をしたくない。

今年は仕事であれこれある、と言い訳して帰らないことにした。

(47歳・既婚・教師)

 

言葉の暴力に満ちている実家が嫌だ

■中身の成長だけができない甥が面倒

実家に帰ると会うことが多い甥は小さい頃から暴言がひどい。ブス、デブ、ババア、は挨拶のようなものになっている。

兄夫婦に注意しないとまずいよとさりげなく言ったら、男の子はあのくらい元気じゃないと、と返されるだけだった。

甘やかされ過ぎて高校生になっても治ってない。

久しぶりに顔を見せた遠方に住む姉のとこの姪にも甥は同じだった。可愛い女の子相手でも変わらない。

すると姪は

「じゃあ同じレベルになってあげるね。底辺キモブサメンに言われたかねえわ、裏の井戸に埋めるぞ、イモ野郎ってのは、どう?」

と涼しい顔で返し、甥が青い顔で無言になって震えていた。怒りではなく、恐怖で。

私は現実の同世代の女の子からの反撃を初めて知った彼の成長を祈るばかりだ。

でも、ざまあ!と42歳の叔母はおとなげなく思う。

(42歳・独身・公務員)

 

■実家の空気に負けない娘よ、あなたを誇りに思う

実家に帰ると、必ず親や親類から、成長が遅い、躾がなっていない、女の子らしくない、可愛げがない、など育児への批判を言われる。

じゃあ協力してくれ、とシングルマザーでワンオペの大変さを訴えると、勝手に離婚したんだから自業自得だし私はひとりで育てた、と答える。嘘つけ。

しかし昨年、反抗期の娘(14歳)がその会話を聞いてしまい、どうなるかなあ、と思ってたら

「ママがこうなったのは、おばあちゃんたちの育て方が悪かったんでしょ?私はママに育てられたけど、そこそこいいと思ってるよ?

とさらっと語って去っていった。

帰る途中の車の中でもちろん娘をほめたたえた。

不思議そうな顔してたけど。

(43歳・既婚→独身・会社員)

 

帰省する『実家』を選べるなら……

■帰るなら夫の実家を選びたい!

夫の実家は楽しいから、まったく愚痴はない

夫と離婚しても友達としてつきあい続けそうな義母がいるっていうのが理由。

義母と一緒に勝手に出かけるし、世間話しながらの家事でも盛り上がる。

でも実家は嫌だ。

夫を自分勝手にダメ出しする自分の家族や親族にムカつく。

それをたしなめたら、「家族だと認めてる証拠」という説明になっていない理由を言われ、40過ぎて初の家庭内暴力を起こしそうになった。

周りの友人から不思議と言われるが、そういうことだって現にある。

自分の実家は本当に嫌い!

(40歳・既婚・公務員)

 

■安らげない実家から逃げて安住の地を発見

実家に帰ると、嫌な思い出話と説教ばかりでつらいし、うざい。

接待って割り切ればいいけど、貴重な休暇をこんなことに費やしたくない。

だから親族で唯一気があっていた亡き祖母の墓の前で缶ビールを飲んで過ごしている。

そうしたらお寺の住職さんに心配された。

結果的にお寺の住職さんと祖母の楽しい思い出話をして、その足で自分の住んでいるとこに帰りました。

今年はこっち(お寺を経由して祖母のお墓)に帰ります!

(46歳・独身・公務員)

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