【40代のプチ移住】どうしても、部屋にこれを置きたくて。私が移住するもう一つの想い
東京から小田原にプチ移住を決めた私。「自然の近くで、暮らしたい」という気持ちの他にもう一つ、鍵となる想いがありました。
それは、大きなダニングテーブルへの憧れ。
今も家にダイニングテーブルがないわけではないんです。二人用の小さなダイニングテーブルが、狭いキッチンにちんまりとセッティングしてあります。ただこれが、別室に行くたびドアを引くとゴンと椅子にぶつかったり、急いでいる時にテーブルの角で太ももを強打したりと、まあ狭いだけにだいぶ無理がある設定なんです。
この、狭い都市部の住宅事情を逆手に取った、快適な上にオシャレでコンパクトな生活というがあるとは聞いています。実際ここより狭い部屋でそんな風に暮らしてる友人もいる。知ってます。知ってはいるけど、私にはその設計と運営を上手にする能力がなかった。
結局このダイニングテーブルのある場所が狭すぎて、いつもリビングのローテーブルにご飯を運び食べている私。私の脳内イメージにある「大人の生活」ってこんな感じじゃないんだよな~、おかしいなあ〜と思いつつ。
20年以上仕事もしてるし41歳だし大人なはずなんだけど、生活の場に大人感がない。私、大人の落ち着きより、自由さや面白さを求めて生きてきちゃったところがある。大量の石とか虎のラグとか馬のラグとか。いいでしょう。好きなんでしょう。楽しいんでしょう。だけども、もう少し、場を整えてからそういう遊びの要素は入れて行きませんか、と自分を俯瞰で見てアドバイス。そうすれば、遊びの部分もより生きてくるんじゃないですか(恐れ入ります。自分に言っております)。
以前物理的に、あふれる衣類に背中を押され衣類用のチェストを探していました。そこは普通に収納力のあるチェストを買えばいいものを、なぜか子供用衣類チェストを買う私。大人用を3割くらいぎゅっと縮めたような、サイズ感のかわいさにやられて。小さい引き出しがたくさんついているのがかわいいし、子供用を使うというアイディアが、面白い! って。
かわいかったけど、当然そこに収まる服の量ではないし、身長にあってないから使いにくいし、部屋は荒れる一方だった。バカだなあ。今、ご飯食べてるローテーブルも、ちゃぶ台だったらシンプルで使いやすいのでしょうが、なぜかそれは入れ子式で3つが一つになるというアンティーク。なんでこれを買ったかって、やっぱりかわいくて面白かったから。ふふ。バカなんです。
今まではかわいさや面白さに抗えなかったけど、これから、家具はちゃんとした大人が基本アイテムとして持っていそうなやつを買おう。大きなダイニングテーブル。これはちゃんとした大人が、基本アイテムとして持ってるやつだよ。うん。人様のお家に行ったら大抵あれが真ん中にあるじゃないか。かくして大きなダイニングテーブルは、私の中で大人の生活の象徴となったのです。そして大きなダイニングテーブルを生活に導入するには、物理的に今より広い部屋が必要でした。
そう「自然の近くで、暮らしたい」という気持ちと「大人の生活への憧れ」が、私に小田原賃貸物件の契約書にサインをさせたのです。小田原だったら今より安い家賃で広い部屋に住めるわけなので、どちらも叶うはず。はず!
待ってて、大人の生活。引越しは今月。
ちなみに、憧れは大きな一枚板のダイニングテーブルです。
【40代のプチ移住】
#1 「東京に空がない」と思ったのは、ある場所に行ってからでした。
#2 都心から小田原へのプチ移住。その決め手になった理由とは
#3 どうしても、部屋にこれを置きたくて。私が移住するもう一つの想い
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