更年期のメンタル不調はまず婦人科へ。どんな検査と治療が行われる?

2026.05.20 LIFE

更年期が原因だったケースでは、「ホルモン補充療法(HRT)」は助けになりますか?

――もし検査の結果、更年期が原因で自律神経が乱れている場合、どのような治療法がありますか?

 

ホルモンの減少が不調の背景にある場合は、「ホルモン補充療法(HRT)」を第一の選択肢になります。足りなくなったホルモンを補うことで、原因に直接アプローチできるため、症状がやわらぎ、体調の変化を実感される方が多くいらっしゃいかす。一例として「診察室に入ってくる表情が明るくなった」など、目に見えて改善するケースも少なくありません。

 

HRTは、減少した女性ホルモンを補いながら、更年期特有の不調を和らげ、日々を心地よく過ごすためのサポートを目的とした治療です。かつては、乳がんや子宮体がん、心臓病などのリスクが懸念された時期もありましたが、現在では事前の検査と医師の適切な判断のもとで行うことで、メリットがリスクを上回ると考えられています。

 

――HRTを受ける上で、リスクを回避するために「大切なこと」は何でしょうか?

以前、HRTのデメリットが注目された背景には、比較的高齢の方や、すでに動脈硬化が進んでいる方も含まれた研究結果が影響していたことが分かっています。現在は、治療を始める前にリスクの有無を丁寧に確認したうえで行うのが基本です。そのため、治療開始時や継続中には、必要な検査をきちんと受けながら、自分の体の状態を把握していくことが大切です。

 

さらに、定期的に全身のチェックを行うことで、万が一の変化にも早く気づくことができます。こうした習慣は、日々の体調に目を向けるきっかけとなり、自然と予防意識を高めることにもつながっていきます。

 

――HRTを受けることで、メンタルの状態も良くなるのでしょうか? また、「ピルで吐き気がした人」で、吐き気を心配されている方もおられましたが、そういった副作用はありますか?

 

女性ホルモンの現象が原因のメンタル不調であった場合は、足りなくなったホルモンを補充することでメンタルの状態の改善が期待できます。

 

もし改善がみられない場合は、精神科などで他の原因を探るという選択肢が考えられます。また、「足りない分だけをやさしく補う」のがHRTの特徴であり、使用されるエストロゲンの量はピルに比べて控えめで、体への影響もおだやかです。そのため、吐き気などの不快な副作用は、起こりにくいとされています。

 

◆HRTが受けられない、希望していない場合の治療法は?

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