「やることも考えることも多い」40代・50代。「疲れていても気力で頑張る」人に迫る怖いリスクとは

「家に帰ってゆっくりしたいのに家事が多いし、家族は手伝ってくれない」「仕事も家事も、自分のやることが多すぎて、もう限界」……。そんな状態に共感する方は多いのではないでしょうか。40~50代のいわゆる更年期世代は、職場で頼られることが多い世代です。さらに、家庭でも子どもの進学や就職のサポート、親や祖父母世代の介護問題など、大きな問題が起きやすい時期。しかし、ここで「自分が頑張らなければ」と無理をすると、大きなリスクを招く恐れがあります。医師の視点で、疲れを感じながら頑張っている人が陥ってしまう可能性のある健康上のリスクについて解説します。

 

本当はもう限界……。でも誰も気付いてくれない

イラスト/lely

今年49歳になるアユミさんは、もう限界、と感じることが多々あるそうです。朝から朝食を作って家族を起こして、自分の出勤準備をして、仕事が終われば洗濯や掃除をしつつ、また夕食を作るなどの家族の用事。自分のことは後回しにして、まともに座る時間もない状態です。それでも周りからは「アユミさんがいないと困る」「アユミさんは体力があるから大丈夫」と頼られることも少なくはありません。ですが、このように気力だけで持ちこたえている「限界」の状態は大変危険です。頑張り続けると、疲れは単なる「だるさ」だけでは終わらず、心身のバランスが崩れて取り返しのつかない事態になることも。そうなる前に、頑張り続けるリスクを知りましょう。

 

「疲れたまま耐える」が招く、3つのリスク

Photo:photo AC

疲れを放置すると、心身全体の不調につながる恐れがあります。東洋医学の観点から、無理を重ねると生じる3つのリスクを確認しましょう。

 

エネルギー不足の慢性化

東洋医学では、無理が重なると「気虚(ききょ)」と呼ばれるエネルギー不足の状態が続くといわれています。

  • 朝起きても疲れがとれない
  • 少し動くと動悸や息切れがする
  • 集中力が続かない

このような不調が慢性化するので注意してください。この状態を放置すると、胃腸の不調が生じて消化が進まず、食欲不振や下痢や便秘を招くこともあります。

 

老化の加速

40~50代は、潤いや栄養が全身に行き届きにくくなる世代だといわれています。そこに疲労が重なると、以下のような不調があらわれることも。

  • 抜け毛や白髪の増加
  • 肌の乾燥やくすみ
  • めまい
  • 不眠

疲れをそのままにしておくと、からだの内側が消耗するだけではなく見た目の老化も進んでしまいます。「最近、なんか老けたかも」と思ったら、まずは自分を労わりましょう。

 

自律神経がボロボロに

さらに、疲れが長引くと自律神経のバランスも崩れやすくなります。

  • イライラしやすくなった
  • 不眠が続く
  • 頭痛が続いて、薬を飲んでも改善されない

このような変化が慢性化しているのは、疲れている証拠です。更年期症状が重くなって頑張れなくなったり、高血圧や不眠症、うつ病などの発症リスクが高まったりするので、早急に改善する必要があります。

 

本編では、疲れても頑張ってしまう人に起こりやすい健康上のリスクについて解説しました。
▶「今、倒れるわけにいかない」頑張る更年期世代の女性へ。医師が教える【疲労】を軽減する1分習慣
では、忙しい人でもできる疲れを回復する方法を、医師の視点からお伝えします。

 

 

 

 

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