3兆円以上の効果がある?日本を動かす「オンナの宴」の実態

2018.11.13 LIFE

男子禁制の秘密の花園“女子会”。その経済効果は約3兆7000億円に上り、2020年東京オリンピックの経済効果を大きく上回ると言われています。今や日本経済を動かしている“女子会”ですが、なぜここまで著しい成長を遂げたのでしょうか。

女子会の経済効果は「〇〇女子」が大きく関係している!?

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10月29日放送の「新説! 所JAPAN」(フジテレビ系)では、“女子会の実態”について大特集。「女子会」と一口にいっても種類は様々で、リムジンを貸し切って行う“リムジン女子会”は1人当たり約11800円もかかるとか。

もちろん女性の所得金額が増えたわけではありません。ではなぜ女性たちは女子会にお金をかけるようになったかというと、その秘密はどうやら“女子会”というネーミングに隠されているようです。

そもそも“女子”とは女子アナウンサーや女子プロレスラーなど、「女子=働く女性・強い女性」のイメージが始まりでした。しかし2007年頃から女性誌などで「女子」という言葉が多用されるように。その背景には「大人になりたくない」と考える女性たちに、“いつまでも可愛くていいんだよ”という意味合いから「女子」が使われるようになったといいます。案の定このパワーワードは多くの女性たちの心を掴み、たちまち話題になりました。

さらに2010年には各地の飲食店で「女子会プラン」がスタートし、2013年には「女子〇〇」の呼び方が「〇〇女子」に変わり始めます。甲南女子大学准教授・米澤泉先生によると、「〇〇女子」は男性の多い分野でも女性を進出しやすくさせたとのこと。小さな言葉の変化が女性の在り方を変え、今では女性たちが日本経済を大きく動かすまでの存在になったのです。

女子会での話題ランキング第1位は…?

めちゃコミックが発表した「女子会に関するアンケート調査」によると、約8割以上の女性たちが女子会を経験しているそう。さらに約5人に2人が、2.3カ月に1回の頻度で女子会に参加。実際にネット上でも「今日は味噌カツの名店でふたり女子会!」「これから女子会ランチに行ってきます」など、女子会に意気込む声が多く見られます。

では実際に彼女たちは、女子会でどのような話題で盛り上がっているのでしょうか。同調査では、年齢ごとに「女子会での話題」についてアンケートを実施。まず40代・50代のランキング第1位には、両者とも「仕事の話題」がランクインしました。

続いて40代の第2位には「友人・知人の噂話」、第3位は「健康の話」という結果に。さらに少数派の意見には、「お金の話題」「恋愛相談」「恋人の愚痴」「嫌いな人の悪口」などがピックアップされています。

いっぽう50代の第2位には「健康の話題」がランクインし、3位以降には「友人・知人の話」「ファッション・美容」「自分の将来のこと」などが並びました。どうやら年を重ねるにつれて、女子会の話題も少しずつ変わっていくようですね。

経済効果まで巻き起こす“女子会”は、今後どのような盛り上がりを見せてくれるのでしょうか。

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