40代、おひとりさまを満喫する私の「結婚」にまつわる生きづらさ

別に誇っても恥じてもいないが、私は四十数年の人生において、一度も結婚していない。する予定もない。

「国立社会保障・人口問題研究所」の「人口統計資料集2018」によれば、50歳まで一度も結婚したことのない人の割合を示す「生涯未婚率」(45〜49歳の未婚率と、50~54歳の未婚率の平均)は、男性の場合は23.4パーセントで、女性の場合は14.1パーセントとなっている(2015年の国勢調査より)。

生涯未婚で過ごす人間も決して少なくはない現在でも、未婚でいることで、「生きづらい」と感じることは少なからずある。

 

現在進行系で「結婚しない生きづらさ」を背負っている人へ

「結婚」という言葉は、私の人生とはあまりに関係なさすぎてどうも現実味がない。たとえていえば、私にとっては「参院選出馬」「宇宙旅行」「FA権獲得」くらい、遠い世界の出来事だ。

 

まず断っておくが、私は「恋愛」とか「結婚」とかに興味がない。20代から30代半ばにかけてはいろいろな人からくだらない質問をされたり、一方的な価値観を押し付けられたりすることが多く、辟易していた。マジうざい、滅びろ!と思った。「結婚」に関心のない私ですらそうなのだから、「結婚」したい未婚女性で心に深い傷を負った人、現在進行形で「負っている」人は多いと思う。胸が痛む。

 

まだおぼこかった当時は、そういったある種の「暴力」と正面から闘っていたが、ある頃からそんな気もおこらなくなった。凝り固まった価値観の視野の狭い人間と本気で闘っても体力と時間の無駄だということに気づいたことに加え、本気でどうでもよくなったのだ。もはや周囲の視線も気にならない。40歳の壁を超えてから、だいぶ生きやすくなったことを実感している。

 

40歳を過ぎて私が「ラク」になった理由とは

絶賛婚活中の編集長のアサミさんからは、「どんな風にその心境に至ったのか書いてほしい」と言われたのだが、正直、価値観とか好みの問題だったりする。エビが好きな人は多いけど、私は春菊が好きですよ的な。ただ、恋愛至上主義の女性たちとは異なる生き方をしてきて、早四半世紀。不便に感じたこと、憤りを覚えたことはたくさんある。そんなところを書いてみたいと思う。って、そんなの読んで誰が楽しいんだって気もするけど(笑)。

 

私にも恋人がいたこともある。興味本位ではあるが、友人と婚活パーティーに参加したこともあるし、占い師に「私、結婚しますかね」と聞いたこともある。ただ、どれも片手で(余裕で!)お釣りがくるほどの人数や回数で、いずれも私の人生においては記憶と記録に残るレアな体験だ。

 

女子高で3年間を過ごした私にとって、最初に大きな違和感を覚えたのは大学時代だった。女友達とのおしゃべりのテーマのほとんどが「男」なのだ。別につまらなかったわけではないけど、それにしても「男」テーマの話題のボリュームが多すぎるっての! そして、ようやく気づいた。もしや、多くの女性にとって、恋愛とか結婚、そして出産というのは人生における大きなトピックだったりするのかもしれない。それはもちろん悪いことではないし、私のような考え方のほうが少数派だということも理解している。しかし価値観は人それぞれだ。

 

だからね、それでいいじゃない! それなのに誰もが自分が同じ価値観を持っていると思い込んでいる人、自分の価値観を押し付けることがいかに多いことか。そして敵を増やすことを覚悟で敢えて書くけれど、そういった偏った視野を持つ人は女性に多い気がする。いや、もしかしたら男性は、思ってはいても、このご時世、異性である私にデリケートな発言ができないだけかもしれないけれど。

 

私はひとりが好きなの。他人と暮らす気はさらさらないの。誰にも気兼ねせず、自由に生きていきたいの! さすがにもうン十年、熱弁をふるっているので、友人たちは私が結婚にまったく興味がないことを理解してくれていると思う。もしくは、40歳を過ぎても結婚する気配がない女にそんな質問をするのが怖くなったのか、更年期をはじめとする健康問題とか、親の介護とか語るべく別のトピックが出てきたせいか、かつて私をイラつかせた、「結婚しないの?」「早くあやちゃんにもいい人できるといいね」などという質問や発言はされなくなった。ほんっとーに良かった。年を重ねるのは悪いことばかりじゃない。容姿レベルや記憶力、代謝は落ちているけれど、若い頃より「自由」になれたと実感している。

 

なんて書いてみながら、ちょっと去来するもの

とはいうものの、いま書いていて、久しぶりに憤りが蘇ってきた(笑)。「早くあやちゃんにもいい人できるといいね」って、もはやどこをどう突っ込んでいいかわからないトンデモ発言だと思う。まず第一にあなたが言うところの「いい人」が、人生に必要ないと思っている相手への価値観の押しつけ。

 

そして、「早くあやちゃんに“も”」の“も”って一体なんですか? どこにかかるの? もしかして、あなたの恋人や配偶者? ふーん(以下、自主規制)。そうだ! 高校時代の友人と4人とランチをしていたときのことだ。私以外の3人は既婚者なのだが、なにかの話題の拍子に一人が「結婚したくない女性はいないよね」と言ってちらっと私の顔を見たことがある。……なんであなたの価値観=すべての人の価値観だと思うかなあ。15年以上前のことだが、今も忘れられない。

 

そして、あまりの衝撃に何も言い返せなかったが、いったいどう答えるのが正解だったのだろうか。今、同じことを言われても言い返せないかも(笑)。

 

過去を振り返ってみて改めて思う。少なくとも私に「結婚しないの?」「いい人現れるといいね」などと言ってきた人の多くは、無邪気で視野が狭く、なぜか上から目線の既婚者の女性だった。

 

【長谷川あやのおひとりさま道・つづく】

スポンサーリンク

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

結婚していない40代の独身女性に共通する9つの特徴【40歳独女あるある】

40代で独身女性というと「バツイチ」か「性格が悪い」か「異性にまったく興味がない」のいずれかだろうと言われる、44歳独身・結婚歴ナシのOTONA SALONE編集長のアサミです…

【40代編集長の婚活記#10】モテ服メイクのルールを全部守ってみた

44歳、未婚独身、ペットなし、会社員。「どうして結婚しなかったんですか?」と聞かれても「別に……」とかつての某女優さんのようにしか言いようがない編集長アサミでござい…

【40代編集長の婚活記#20】結婚できない40女は〇〇が多すぎる!?

44歳・独身・恋人いない歴7年。特に「結婚しない」とも「結婚したい」とも思っていなかったが、気づいたら40代で独女だったというOTONA SALONE編集長アサミが婚活を始めて…

【40代編集長の婚活記#19】ハイスペックなのに結婚できない男5つの特徴

婚活パーティで出会った有名企業勤務のエリートさんとのワクワクしながら初デートへ行った44歳・OTONA SALONE編集長アサミです。しかしエリートさんが25分遅刻したり、話し…

#37 40代独女が「婚活」を半年やってわかったこと【40代編集長の婚活記】

アラフォーになっても結婚をしないまま、独身で45歳をむかえたOTONA SALONE編集長アサミの連載婚活記。婚活パーティに参加したのは半年前、1度はデートに至るものの、その…

#102 初めての「個室婚活」に行ってみた【40代編集長の婚活記】

40代の婚活は、かなり険しい道のりだという。婚活歴1年11カ月となるOTONA SALONE編集長・アサミ(46歳)は、まさにそれに直面していた。婚活パーティ、婚活アプリ、元カレ…

【40代編集長の婚活記#11】40代独女初めての婚活パーティ前編

ついに人生初、婚活パーティに足を踏み入れることになった44歳・未婚独身の編集長アサミでございます。婚活アドバイスのプロ、恋愛結婚カウンセラーの先生の指導にのっとっ…

#116  40代独女が「久しぶりのデート」で驚いたこと【40代編集長の婚活記】

恋人いない歴9年超の恋愛ご無沙汰女子、OTONA SALONE編集長・アサミ。40代の婚活をスタートさせて2年以上経つも、いまだ恋人すらできず。どこかで知り合ったであろう謎の男…

【40代編集長の婚活記#16】恋愛でモテない独女ほどアレが多い

「♪じれったいじれったい、結婚するとかしないとかなら~」な“熟女A”ことOTONA SALONE編集長アサミ(44歳)。さっさとメールに返信してデートに行ってこい!……とじれったく…

#101 ご無沙汰女子が「恋を始める」には?【40代編集長の婚活記】

恋人いない歴9年を超えた40代独女。44歳にして婚活を始めてみるも、誰ともうまくいかないまま1年11カ月が経ったOTONA SALONE編集長アサミ。現在46歳。婚活パーティや婚活ア…

「苔めぐり」は秋もオススメ。苔が美しい京都の5つの寺院

四季ごとに異なる表情を見せる京都。このところ、外国人の観光客に大人気ですが、日本人だって大好きですよね。個性的な寺院や、ご飯、スイーツ……。魅力的な要素がたくさんあります。今回の提案は「苔」をめぐる京都…

「意識高い系」北海道リゾートステイ、おひとりさまが体験してみたら…?

21気づけば夏も終わりの気配。あー夏らしいこと全然していないな。だからといって暑いのも勘弁だけど……。長く休みは取れないけれど、2日くらいならなんとかなる! そんなわけでこの夏は北海道で、2日間のリゾートス…

焼き鳥デートによし、コスパよし!行列店から独立の新店、五反田「とり口」

カジュアルなものから高級系まで、焼鳥のお店っていろいろありますよね。そもそも私、個人的には焼鳥って、日本が誇るべき食文化のひとつだと思っています。庶民系からおハイソ系まで、TPOに合わせて選べるのも優秀…

日本初上陸&東京初進出。いまチェックすべきスイーツ3つとは?

まだまだ暑さが続くなか、日本初上陸、東京初進出となる、気になるスイーツショップのオープンが控えています。話題となること必至のショップたち、アドレスに加えておいて損はないはずです。ハワイ生まれのバナナソ…

ドン・ペリニヨンかき氷登場!いつもとは違う「大人のかき氷」に注目が集まっています

夏真っ盛り! かき氷がおいしいシーズンです。 個性的なかき氷、フォトジェニックなかき氷、多々ありますが、大人ですもの。大人ならではのかき氷で、ほろ酔いになってみません?「ドン・ペリニヨン」使用。究極の…

特別な1日を始めるなら。おひとりさまとっておきの朝食スポット3選

充実した朝の時間が過ごせると、その1日幸せな気分でいられたりするものです。素敵な朝ごはんは、ひときわ特別な1日を演出してくれるはず。 大枚をはたかなくても心ときめく、「日常」の延長で楽しめる、でもちゃー…

常備したい!自宅でひとりでサクっといただける、イケてるレトルト3選

料理はしたくない。でも外食も面倒くさ~い。帰りが遅くなった日の夕食や休日の昼食など、手間をかけず、さくっと、でもおいしく食事をしたい──という時、ありますよね。外に出るのが億劫になるほどの猛暑の夏、いつ…

ビアガーデンもヘルシー&おしゃれ!大人の女性が行きたいのはココ

夏の風物詩といえば、やっぱり「ビアガーデン」。少し暑さがやわらいだ、仕事帰りの一杯、堪えられません。そして、夏本番を迎えた今、街は個性的な「ビアガーデン」であふれています。でも、大人ですもの、女性です…

涼を届ける。オトナが喜ぶハイクラスな夏の手土産3選

友人の家をたずねたときなどセンスのある手土産を持参できると、ちょっとオンナの株、上がるような気がしません? でも、夏の手土産ってなにげに難易度高し。でもね、ちゃーんとあるんです。夏のわくわくした気分を…

この夏はSNS映えするひんやりスイーツで乗り切って!

いきなり暑さが本格化。今年も夏の到来です。ポップで、かわいいひんやりスイーツで、夏気分をもっと盛り上げましょ。パステルカラーがキュートな「乙女パフェ!」に夢中表参道の「エンポリオ アルマーニ カフェ」で…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

LOVEに関する最新記事