ダイエットに「ハードな筋トレ」は不要⁉今ある筋肉だけでも「脂肪を燃えやすくする仕組み」は作れる!【理学療法士が解説】

筋トレしてるし、食事も気をつけてるのに「なんか変わらない…?」そんなふうに感じたこと、ありませんか?頑張っているのに結果が出ないと、ちょっとやる気も落ちちゃいますよね。

そんな疑問に対し、プロアスリートや女優、美容家からも信頼の厚い理学療法士の小野晴康氏は、筋肉は増やすよりも“ゆるめてちゃんと動かすこと”が脂肪燃焼のポイントだと指摘します。

本記事では小野氏の著書から、ムリなく続けられるダイエットのヒントと、筋肉の整え方の基本を紹介します。

※本記事は書籍『筋肉再生ナビ こり・痛み・たるみ・ダイエット…原因筋がマルっと解決!』(小野 晴康:著/Gakken)から一部抜粋・編集したものです

 

筋肉を増やすより、今ある筋肉をゆるめて再生、働かせれば脂肪は燃える

一般的に、ダイエットやスタイル維持のためには、ハードな筋トレをして筋肉量を増やすことが重要だと思われがちです。しかし、実は筋肉の「量」を追い求めるよりも、今ある筋肉を「ゆるめて」本来の機能を再生させることこそが、効率的に脂肪を燃焼させる鍵となります。

現代人の多くは、長時間のデスクワークやスマホの使用、日常的なストレスによって、筋肉がガチガチに固まっています。筋肉がこり固まると、その筋肉に血管やリンパ管が圧迫されて血流が滞り、代謝が著しく低下。

この状態は、まるでさびついたエンジンのようなもので、いくら筋肉がたくさんあっても、ついた筋肉が動かなければエネルギーをうまく消費できません。

そこで重要なのが、機能が低下した今ある筋肉をゆるめること。硬く固まった筋肉と筋膜の緊張を解き、柔軟性を取り戻すと、筋肉は本来のスムーズな動きを取り戻します。

ゆるんで正しく機能し始めた筋肉は、可動域が広がるため、日常の何気ない動作でも多くのエネルギーを消費。脂肪を燃やしやすい状態になるのです。

 

筋肉再生で脂肪が燃えやすくなる仕組み

筋膜と筋肉をもみほぐして休んでいる筋肉の偏りをなくし目覚めさせる

デブ筋の中の老化細胞を壊して筋肉自体を再生

脂肪が燃え始める!

硬く動きの悪くなった筋肉=デブ筋に血管が圧迫されると、筋肉まで栄養が届きません。また筋肉内の老廃物も排出されずにたまったままになり、それが脂肪太りの原因に。

筋肉の走行に沿った強めのマッサージでデブ筋の中にある機能しなくなった老化細胞を壊すことで、筋肉は新しく生まれ変わります。すると筋肉にエンジンがかかり脂肪がどんどん燃焼するのです。

 

筋肉細胞と脂肪細胞は、もとは同じ。どちらになるかは筋膜の状態しだい

人間の細胞の数は37兆個とも60兆個ともいわれます。どちらにしても膨大な数の細胞によって私たちは生かされているのです。

細胞はもとから筋肉細胞、脂肪細胞として生まれてくるわけではありません。筋肉細胞と脂肪細胞は、発生の初期の段階では、共通の間葉系幹細胞を起源としています。

また、筋肉の中には、脂肪にも筋肉にもなりうる特殊な前駆細胞があることもわかってきました。どちらになるかは、私たちの生活習慣しだいです。筋膜がやわらかく筋肉に栄養が届けられ、筋肉がよく使われれば筋肉細胞として生まれ変わる可能性が高くなります。

しかし、筋肉の働きが悪く、筋肉細胞は必要ないと判断すれば、脂肪細胞になり、脂肪細胞がどんどん増えていくのです。そして、筋肉が少なく脂肪たっぷりの、脂肪太りができ上がります。

新しい細胞の赤ちゃんを筋肉細胞に生まれ変わらせるために、筋膜の状態を整えることは必須です。そして、常によく動く筋肉を維持するセルフケアをぜひ取り入れてください。

 

脂肪細胞と筋肉細胞の成り立ち

 

古くなった細胞や壊れた脂肪は生まれ変わる必要があり、そのもとになるのが前駆細胞です。前駆細胞は、筋肉にも脂肪にも生まれ変わるが、筋膜が硬いなど条件が整わないと筋肉ではなく脂肪に生まれ変わることに。そして、筋肉はやせ細り、脂肪がたっぷりついた脂肪太りになります。

 

ここまでの記事では、ムリなく続けられるダイエットのヒントと筋肉の整え方についてご紹介しました。つづく関連記事では、「下腹ぽっこり」の原因筋と解消法をお届けします。
つづき>>「下腹ぽっこり」は自分で、押してさすって改善できる⁉ 夏前ダイエットをより効果的にするための、理学療法士が教える「太る原因筋」のほぐし方

 

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■著者:小野晴康(おの・はるやす)
理学療法士、柔道整復師、義肢装具士、調理師の資格を持つ。国立大学法人 埼玉大学経済学部経営学科卒、愛媛十全医療学院 理学療法学科卒、日本柔道整復専門学校 学校法人 花田学園 柔道整復科卒。公立阿伎留医療センターリハビリテーション科などでリハビリ医療の実績を積んだ後、リハビリテーションの教育に従事し、理学療法の理論と技術を駆使した独自のマッサージ法『ミオドレナージ』を考案し、「アンチエイジングサロン ソリデンテ南青山」を設立。タレントやプロアスリートほか、著名人のボディメンテナンスを担当。その独自の施術法が話題となりメディアでも度々取り上げられている。『ミオドレナージ』を紹介した著書は累計100万部を超える。(2026年2月時点)

 

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