〔怒涛の中学受験〕偏差値より「セミの幼虫探し」ができる小学校生活を守った母の決断
ダメ元で難関校挑戦を目指すか、無理のない受験か
えみりさんの両親は、A君が中学受験をすると聞いて、第一志望としては、誰もが知る伝統校を目指すのだろうと思っていたそうです。
「4年生の頃から中学受験フェアや学校見学に積極的に参加しました。息子が気に入ったのは、地学部と生物部のある難関校、理科のクラブで化石を扱うボリュームゾーン校、それから雰囲気が気に入った都立進学校でした。4年生なら夢を見るだけならどこでも目指せます。でも私の中では、その段階で『2科目入試のあるボリュームゾーン校かな』と思っていました」
理由は、A君の性格でした。
「うちの子は早生まれで、同級生の中でも幼いタイプなんです。高学年になっても、かなへびを見つけると追いかけてしまうし、夏休みのセミの幼虫探しも保育園時代と変わらず大好き。そんな彼の『外遊びの夏休み』を守りながら受験をするなら、あまり高いハードルを設けたくありませんでした」
さらに、候補校の理科の先生が化石について熱く語ってくれたことも印象的だったそうです。
「息子の雰囲気と合いそうな学校だなと思いました。その学校には特待生制度があり、学力層の幅も広いんです。夫も『地元の中学みたいでいいじゃない。いろんな個性がいて』と気に入っていました」
結局A君は、難関校は受験せず、本命2校と前受け校のみを受験することにしたそうです。
◆A君の中学校生活はどうなった?
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ライター
星子
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