あぁ~、人が作ったご飯が食べたい!「手料理」にホッとして、無性に恋しくなるのはなぜ?ぼっちの寂しさを癒やしタイムに変換できる「ソロ飯」術
「誰かが作ってくれたごはん、食べたいな…」とふと思うこと、ありませんか。忙しい日が続くと、食事は済ませているのに、どこか満たされないように感じることもあるものです。
実は「人の手料理がほっとする」のにはきちんと理由があり、誰かとつながっているような感覚や、安心感が関係しているのだといいます。
本記事では、「体力がなくてもできるストレス解消法」をまとめた華井由利奈氏の著書から、「食」を通じて心をいたわるためのセルフケアのヒントを紹介します。
※本記事は書籍『体力がなくても一生 自分を大事にできる 「おつかれメンタル」いたわり帳』(華井由利奈:著/光文社)から一部抜粋・編集したものです
※イラスト:Okuta
誰かの「おすすめ」を食べてみる
強いストレスを感じて、気持ちを切り替えたいと思ったら「誰かの“おすすめ”を食べてみる」というセルフケア方法を試してみてください。
「好き」を感じることで、「やる気成分」と呼ばれるドーパミンや、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。これらは、「ストレスホルモン(コルチゾール)」の影響を和らげたり、分泌を抑えたりする働きがあるのです。
自分の心を「ひとりぼっち」にしない
誰かが「おいしいよ」と言っていたものを食べると、「心理的な安心感」と「幸福感の高まり」という2つの効果が期待できます。
お気に入りのYouTuberや芸人、なかなか会えない友達や親、親戚など、「あの人が、あれをおいしいって言っていたなぁ」と思い出しながら食べるだけで大丈夫。知っている人を思い浮かべると、心理学的には他人とつながることになり、安心感がもたらされます。
さらに、食べながらおいしさを感じると、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンや、「やる気成分」と呼ばれるドーパミンの分泌が促され、満足感が高まると言われています。
「ソロ飯」を癒やしタイムに
おいしそうに食べる人を思い浮かべる
マンガやドラマの登場人物など、架空の存在でも大丈夫。おいしそうに食べる人や、純粋に「食」を楽しんでいる人を思い浮かべるだけで、自然と笑顔になれることもありますよ。
ライブ配信やVlogを見る
食事の様子を配信しているYouTuberやVloggerの動画を流してみるのもおすすめ。一緒に食事をしているような感覚(パラソーシャルなつながり)を味わえます。
ラジオやポッドキャストを聴く
会話スタイルの音声を聴くと、誰かが隣にいるような気分になり、安心感が生まれます。賑やかなほうがホッとする人にピッタリ。
※注意:動画などを見て自分と他人を比較してしまうと、かえって寂しさを感じることも。心がざわついたら、一旦視聴をやめましょう。
【みんなのひと言「自分のいたわり方」どんなことしてる?】
・父が好きな銘柄「アサヒスーパードライ」を飲むと、いい気分転換になる。
・芸人の料理動画を見ながら一緒に料理を作って、一緒に食べる。誰かと「いただきます」をすると心がゆるむ気がする。
・友達が「これおいしいから!」と、お土産でくれた調味料を積極的に使う(そして自分からも積極的に贈る)。
「手料理」は、なぜホッとする?

人間は進化の過程で、互いに助け合う集団として生き残ってきました。食べものを仲間に分け与えることで、「あなたは孤立していない」「社会の一員だ」と絆を確認してきたのです。このような社会性は、旧石器時代から変わらず、現代の私たちにも存在しています。そのため、手作りの料理を振る舞ったり食べたりすることで、絆が深まり、疲れが癒やされるのです。
とはいえ、一人暮らしなど、誰かに料理を作ってもらうのが難しいこともあります。そんなときは、調理場や料理人が見える「オープンキッチンの店」での食事がおすすめです。疲れたときのために、入りやすそうなお店を探しておくと安心ですよ。
外食は「キッチンが見える店」がおすすめ
期待が高まりおいしく感じる
食材を切るトントンという音や、油が跳ねるジュージューという音、調理中に漂う匂い、プロの手際の良い動きが、視覚、聴覚、嗅覚を同時に刺激します。見ている間に食欲がわき、食べたときの満足感が何倍にも膨らむと言われています。
孤立感が薄れる
お一人様でも、会話がなくても、目の前で誰かが自分のために動いている様子が見えると、孤立感が薄れます。「他人に気を遣わず一人で気楽に食べたい。でも人の温かみを感じたい」というときには特におすすめです。
感謝を伝えてお互い幸せに
食べたあとは、「おいしかったです」「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えてみましょう。感謝は、「する側」と「される側」、さらに「それを見た人」の全員に良い影響を与えると言われています。

【みんなのひと言「自分のいたわり方」どんなことしてる?】
・風邪をひいたときにお母さんが作ってくれる、わかめ卵うどんが好き。「学校休んじゃったな」とちょっと落ち込むけど、お母さんの手料理を食べるとホッとする。
・行きつけのバーは、目の前でお通しを作ってくれる。「お通し食べる?」「食べるー!」というやりとりが楽しい。

ここまでの記事では、「手料理がほっとする理由」や「食事を癒やし時間にする方法」をご紹介しました。つづく関連記事では、「スナック菓子」をはじめとした「食」にまつわるストレス解消法をお届けします。
つづき>>「スナック菓子」を食べるなら、こんな商品を選んで!ストレス緩和におすすめなお菓子の選び方・食べ方を、科学・心理学の視点で解説
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著者:華井由利奈(はない・ゆりな)
愛知県出身。フリーライター。大学卒業後、印刷会社に就職。コピーライターとしてトヨタ系企業など100社以上の取材を行った。現在は独立し、女性活躍、ビジネス、生活情報など幅広い分野で執筆。今までに取材した人数は1,000人以上。大学や教育講座での講演も行う。著書に『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(ともに光文社)、『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑 やりたいことが絶対見つかるおもしろ副業100』(東洋経済新報社)がある。
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