#125 私って何なの? 2回目デートでいだいた不安【40代編集長の婚活記】
3人で喫茶店へ
なんだかキュートな男性だな、と思った(やっぱりちょっとゲイっぽいけど)。ジェントルさんのことを。思わず大丈夫と言ってしまったのは、そんな彼ともう少し一緒にいてみたいと思ったからだ。お知り合いのオフィスビルの隣にある喫茶店へ3人で入る。
オーダーをしたお茶が運ばれてきたが、正直まったくのどが渇いていない。ランチのドリンクを飲み、オフィスでも所在のなさを埋めるために、ひたすらお茶を飲んでいたからだ。
うなずきながら聞いていた
喫茶店でも、私はほとんど口をはさむところはなかった。
お知り合いの男性はジェントルさんより年上。だからなのか、基本、お知り合いのかたの近況をジェントルさんが聞くという会話の流れだった。
ジェントルさんの隣に座って、私も一緒にうなずきながら話を聞いていた。いまひとつ何の話だかつかめないままだったけれど…。
喫茶店でもやはり所在ないポジションの私。オーダーしたコーヒーに口をつけてみるが、すでにお腹はだいぶタプタプだった。うーん、これ以上飲めない。
突然の質問にうろたえる
お知り合い「アサミさんは編集のお仕事でしたっけ?」
アサミ「はい、そうです」
お知り合い「今日はなに、お仕事なの?」
ふいにそう聞かれた。オフィスでは私が一緒にきた理由を特に聞かなかったけれど、ここになって質問された。
なんて答えたらいいのだろう。仕事では…ない。かといって、デートとも言えない。するとジェントルさんがこう言った。
ジェントル「はい、打ち合わせで。このあとも行くところがあって」
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