話しかけても舌打ちが返ってくるだけ。夫の態度に耐えかねた妻が最後にたどり着いたまさかの「選択」は
夫のこの態度こそが「サイレントモラハラ」だと気づけたきっかけは同僚からの指摘
Sさんはある日、昼休みに同僚の会話で「私の夫はモラハラだけどあなたの夫は?」と聞かれました。「うちは暴言を言わないのでモラハラじゃないの。でも夫が怖い」と返事をしたところ、「それってサイレントモラハラっていうのよ」と教えてもらったそうです。
「本当に驚きました。自分がモラハラ被害者だったなんて夢にも思っていませんでした。夫が怖い、夫に怒られないように、夫の機嫌が悪くならないようにいつも気を使い神経をすり減らしていたのも、モラハラ被害者の特徴だと教えてもらいました。 夫の帰宅した時の表情や空気感を見て、今日は怒っている、今日は不機嫌だ、どうやって対応しようかといつも緊張しているのが普通でしたが、これがモラハラ夫から受ける心の状態だったのですね」
モラハラ被害者は、モラハラ夫の言葉や態度で人間性を否定され、「自分はダメだ」と思い込んでしまいます。自分には価値がない、でもこんな自分を妻にしてくれている夫に申し訳ない、もっと頑張らないといけないとより自分を追い込んでいってしまうのです。
経済的にも心理的にも自信がないので、夫の元から離れることなんて考えることもできない状況に追い込まれていきます。 そして不安、混乱、緊張感の状態で暮らし続けると、うつ病などの心の病を発症してしまいます。
これはモラハラだとわかったはずなのに…「暴力がないだけマシ」と自分に言い聞かせてしまう
Sさんのご主人は、自分で何かを言う前にSさんがやっておかないとたちまち不機嫌になります。忙しい朝、スーツやYシャツなど一揃えセットで出しておくのもご主人に怒られないためでした。
「でも、ネクタイの色が気に入らないと『センスねえな』と、直接目を見て言うわけではないのですが、明らかに私を否定する言葉を呟きます。夕飯のおかずが気に入らないときも『またこれか』とひとりごとを言いながら『はぁ』とため息をつき、不味そうにおかずをつつきながら食べます。箸をバンっという大きな音でテーブルに置き、黙って席を立ってしまうのです」
Sさんはむなしさ、悲しさ、恐怖がないまぜになって心が壊れそうになっていましたが、サイレントモラハラは直接の暴言や威圧、責める言葉がないため、暴力もないならば自分が頑張ればいいんだと心に言い聞かせて耐えていました。
「こんな状態は絶対におかしいはず、夫婦とは言えない、それはわかっていても自分の頑張りが足りない、自分がきちんとできていれば夫は私に優しくしてくれると思っていたのです」
モラハラ夫は時々「きちんとやればできるじゃないか」「いつもこうだったら俺も怒らないんだぞ」「俺だって怒りたくて怒っているんじゃない、君が普通の主婦になれるように教えてあげているんだよ」と言う言葉で妻を上手に操ります。 その操りがモラハラ被害者を洗脳し、夫が怒るのは自分が悪い、自分が完璧じゃないから夫の機嫌が悪くなると考えてしまうのです。
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