貯金できる女になるため、知っておきたい5つのこと
貯金が全然たまらない……そうお悩みのかたもいるでしょう。貯金ができる人とできない人の差は、いったい何なのでしょうか? 簡単に言ってしまえば、支出が収入より少ない状態で生活できる人は、無意識で過ごしていても貯金ができてしまいます。「収入-支出=貯金」という単純な話なのですから。お金を貯めたいと思う人に、まずは見直してもらいたい基本的な5つのSTEPを紹介しましょう。
STEP1 なぜ貯金できないかを知る
貯蓄ができない人は、恐らく以下3つのどれかに当てはまるのではないでしょうか。
A 支出額と収入額の両方、またはどちらかを把握できていない
B 支出額をコントロールできない
C そもそも収入が少なすぎる
Cの収入が少なすぎるに該当するかたは、収入を増やすか副収入を得る方法を考えなくてはならないので、ここでは、AとBに該当するかたに焦点をしぼって説明していきたいと思います。
STEP2 “手取り”の収入額を把握して
給与所得者のかた、今月のお給料の“手取り額”をハッキリと言えますか? 総支給額ではなく、税金などの控除額を引かれた金額です。1カ月間に使えるお金は、この手取り額よりも少なくなくてはなりません。残業代やその他手当てなどの額が月によって増減があるなら、それらは除外して、固定給の手取り分だけで考えたほうがいいでしょう。
STEP3 生活費の費目と金額を書き出す
日々の生活に必要となる費目は何でしょう? 人によって多少違うと思いますが、おおまかにわけて以下の3つになります。
①固定費
②ライフライン費
③変動費
「固定費+ライフライン費+変動費=総支出」です。各費目の金額が現在いくらかかっているかをまずは書き出して、そのあとで費目ごとの予算を決めていきましょう。支出総額が収入を上回っていないかどうか確認しましょう。もしも上回っているようなら各費目のどこを節約すべきか考えなくてはならないでしょう。
①節約効果が大きい「固定費」
節約を検討する際、一番節約効果が高いのは「固定費」の削減です。ただ、固定費は契約によって決まっている場合がほとんどなので、解約や契約内容の見直しなど、変更には手間もかかるでしょう。ただ、毎月のことなので固定費を減らすことができれば年単位で見れば大きな節約効果が見込めるかもしれません。
家賃(または住宅ローン)、管理費
駐車場
保険料
購読料(新聞や雑誌、登録しているサイトの月額利用料など)
NHK受信料
教育関連費(習い事など)
②「ライフライン費」は1年分を調べる
意外と毎月の金額を把握できていないのが、ライフライン費。今月の電気代がいくらだったかちゃんと言えますか? また、電気やガス代などは真夏と真冬には増えるものです。こうした季節要因も考慮が必要なので、まずは昨年1年分を書き出して、平均いくらだったか調べること。その平均金額を基準にするといいでしょう。
電気
ガス
水道
固定電話
携帯電話
インターネット通信料
③節約できるのは「変動費」ですが…
一番、節約しやすいのは「変動費」でしょう。ただ、あまり無理をするとかえってストレスがたまってしまいます。それに、なんだか楽しくないすさんだ人生になりかねません!!! 美味しく、賢く、美しく生きるオトナ世代ですから、少し余裕を持たせた設定にしたほうがいいでしょう。
食費
日用品費
交通費
衣服費
美容費
交際費
医療費
レジャー費
その他予備費
STEP4 貯金専用の口座をつくること
もし現在あまり貯金額がないなら、年収の半分くらいの金額が貯まるまで銀行等の普通口座に貯金していきましょう。ちょっと面倒かもしれませんが、給与口座やカード、家賃等の引き落とし用とは別に「貯金専用」の口座をつくること。数字が増えるのが目視できるのでモチベーション維持のためにもおすすめです。
「貯めるなら、財形や定期のほうが便利では?」と思うかたもいるでしょう。確かに給与から天引きされる方が便利ですし、簡単に引き出せないので確実に貯まる気がします。ですが、まずは生活費の支出をコントロールして貯金するペースをつかむことが大事なのです。
STEP5 年収の半分の貯金額をキープ
それに、いつ何が起きるかわかりません。病気、ケガ、リストラなどの不測の事態……。それには、半年間は給料がなくても生活できる金額をいつでも引き出せる普通口座に貯めておくことが意外と大切なのです。
普通口座の貯金額が年収の半分を達成したら、それはもしもの時の「緊急対策費」としてそのまま普通口座で管理しておきましょう。それを超える貯金ができたら、定期口座などにうつしてもいいかもしれませんね。
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