#130 40女、2回目の婚活デートを振り返るの巻【40代編集長の婚活記】
デートを終え一人になった独女
家に着いてすぐさま、脚を投げ出してソファに座り天井を見上げた。アサミ「はぁ、疲れた…」
口をついて出た言葉は、これだった。
多少は歩いたけれど体が疲れたわけではない。気疲れ、人疲れだ。
一人になってしばらくの間、ただ天井を見上げてボーッとしていた。まるで何かの抜け殻のように……。
2回目デートを振り返る
一人になって、たぶん2、30分はボーッとしていたと思う。疲れも癒えてきたせいか、ジェントルさんとの2回目デートのことを思い出し始めていた。
初めてのデートで隣に並んだとき「さわやかないい香り」と感じたジェントルさん。2回目デートでもっと距離が近づいたとき……タクシーやエレベーターの中で、やっぱり「いい香り」と感じた。
恋愛と嗅覚には関係があるという科学論文もあるという。私自身、もともとタバコのにおいが苦手だったり香水に好き嫌いがあったりと、においにうるさいほうだと自覚している。正直に言って、好みでないにおいがする男性をちょっと苦手に思ったことはある。
いい香りだと思えたジェントルさんは、まずその点でステキだ。
いつだってレディファースト
デート中、つねにジェントルマンな立ち居振る舞いもうれしかった。1回目も2回目も、変わらずレディファーストだった。
料理を取り分けてくれる。
ドアを開けたり、押さえたりしていてくれる。
歩調を合わせてくれる。
エスカレーターやエレベーターは先に通してくれる。
人混みから守ってくれる。
さらに、口紅のプレゼントまでしてくれた。
とてもやさしいジェントルさん。ジェントルマンって世の中にいるんだ。こんなふうに大切にされたことなんて、今まで本当になかったから……。
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