熊切あさ美、46歳。更年期でホルモン補充療法を始めて、イライラ、ほてりと不安感の改善以外に起きた「予想外のうれしい変化」とは

2026.07.14 LIFE

かつては「崖っぷちアイドル」と呼ばれながらも、すでに芸歴28年となったタレントの熊切あさ美さん。初のフォトエッセイ『元祖崖っぷちアイドルの熊切あさ美が、全肯定BODYを手に入れた理由』(主婦と生活社)では、トレーニングによるヘルシーな美ボディを公開し、これまでの人生を振り返っています。46歳になった現在、「今が一番幸せ」と語る熊切さん。どん底や失恋をどう乗り越えてきたのか、更年期障害やクインケ浮腫の治療、40代後半からの生き方についてお話をうかがいました。

 

 

人生に大きな期待をしなくなり、自然体に

――崖っぷち時代はどのような心境でしたか。

私は18歳のときにアイドルグループ「チェキッ娘」でデビューしましたが、1年で卒業、一人で活動していくことになりました。とはいえ、他の芸能人の方と比べて歌やダンス、トークが秀でているわけではありません。仕事が少なくなって、スケジュールに空きがある日が不安で、忙しいふりをしていたことも……。周りと比べられるのがイヤで、同業の友人は作らず、芸能界で仲がいい人もいませんでした。

23歳のときに『崖っぷちアイドル』と名乗ったことで、バラエティ番組に呼ばれるようになりましたが、体当たり企画が増えてしまったのが悩みに……。面白いリアクションを求められましたが、芸人さんのようにうまく返せず、落ち込んでいました。バラエティの仕事も増えましたが、当時、私のように売れっ子ではないタレントには発言権がありませんでした。すごく面積が少ない水着が用意されていても「着たくない」と言える雰囲気ではなく、つらかった記憶があります。過激なダイエットにも励んでいて、下剤を飲んだり、不健康な日々でした。

 

――仕事が楽しめるようになったのはいつ頃からですか。

40歳のときに16年ぶりに写真集を出しましたが、このときはトレーニングで鍛えた体で撮影に向き合うことができました。まさか40歳の私が受け入れられなんて……。このことに自信が持てて、気持ちが前向きになっていったんです。

自分の人生に大きな期待をしなくなって(笑)、自然体でいられるようになったことも大きいですね。昔のように落ち込みを引きずることがなくなり、「まいっか。なるようになるよね」と、いい意味で受け流せる強さが身につきました。何かに執着したり、他人の目を気にしすぎたりするのではなく、今の自分ができることを精一杯やる。もしダメでも、それが今の自分なんだと認められるようになったことが、生きやすさにつながっているのだと思います。

 

ーー最近では月9ドラマへの出演も話題になりました。現場はいかがでしたか?

ひと言では言い表せないほど幸せな時間でした。月9に出演することは私の長年の夢だったんです。芸能界に28年いますが、「新人のつもりで頑張ろう」と心に決めて、毎日すごい緊張感の中で撮影に臨みました。スタッフの皆さんが一つになって作品を作り上げている様子を間近で見たり、憧れの俳優さんたちが休憩中にどう過ごしているかを学んだり……。一つひとつの瞬間が、私にとってかけがえのない勉強の時間でした。

以前は仕事が減って、「私にはドラマなんて無理かな」と弱気になっていた時期もあったんです。でもドラマ撮影で「やっぱり私はお芝居が大好き!」と再確認でき、「どんな役でもいいから、もっとドラマに出たい!」という強い情熱が湧いてきました。

愛犬の”ころん”と。

 

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