
3回目ワクチン副反応「座ったまま気絶するレベルの頭痛」最後はどうなった…?
前編『3回目ワクチン副反応「あまりの辛さに死にたいとまで思った」46歳の壮絶体験』に続く後編です。
アツコさん(46歳)は同じ年のご主人とリモートワーク中。11歳の娘さん、年長の息子さんと4人で東京郊外に暮らしています。夫婦で倒れたという3回目接種体験を聞きました。
*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。
寝ていられないので椅子に座った。そのまま頭痛で気絶する
普段から片頭痛が起きると目の奥が痛むというアツコさん。この日は頭全体が万力でぎゅうぎゅう締め付けられるように痛みました。
寝ていても腰がどうしようもなく痛いため、仕方なく起き上がるものの、あまりの頭痛に椅子に座ったまま目を閉じてしまいます。ふと気づくとそのまま30分ほど気絶していた、そんな繰り返しでした。
「なのに、熱を測っても最大で37.2℃くらいなんですよね。頭だけでなく、肩、腰、関節も痛みます。関節は皮膚の内側がぴりぴりして、もうちょっとしたら高い熱が出そうと予感させるイヤな痛み方。そうこうするうち、リンパも腫れていることに気づきました」
わきの下、耳下、首など、リンパ節を触ると痛みが走ります。椅子にへたり込んだまま立ち上がることすらできず、結局17時過ぎまで椅子で寝てしまいました。ご主人も倒れていたため、夕飯はピザを頼んでみんなで食べたそう。
「普段なら金曜も土曜も夫婦で遅くまで映画を見るのですが、この土曜は目を開けているのすら辛すぎて。20時過ぎに倒れ込むように寝てしまいました。夫も寝たきり起き上がってこなかったので、同じくらい苦しんでいたようです」
痛みはずっと10段階中10のまま。まる4日も続いた
日曜もそのまま昼過ぎまでこんこんと寝続けましたが、起きてもやっぱり頭痛は収まりません。
「ここまでの間、6時間おきにずっとイブを飲んでいます。でも、土曜の最初の痛さを10とするなら、薬を飲むと9.5になる程度。そのまま日曜、月曜、火曜と10が続きました。普段ならば飲めばすんなりと1くらいになるのに、ずっと10。手元にはこれ以上強い薬もなくて。頭が痛すぎて気が狂いそうでしたが、薬局に行く余裕なんてもちろんゼロです。外出って、精神に余裕がないとできないんです」
運悪く、月曜は娘さんが2泊3日の学校旅行に出かけるため、早起きの日でした。7時には送り出して、9時の在宅勤務開始までいったん寝て、8時半すぎに息子さんを保育園に送り、9時に勤務開始。
「年度末が近付いて有給残もないため、月曜は頭痛と戦いながら仕事をしました。リモートじゃなかったら乗り切れなかったと思います。休憩時間がくるたび倒れ伏して、お昼休みは寝込んで」
あまりに辛いため、月曜の夜は近所の整体に駆け込みました。そこで先生に意外なことを言われたそうです。
頭痛で死にたいと思ったのは20年ぶりだった。急激に訪れた終焉
「いまは私みたいに、副反応で全身ガチガチに固まった患者さんが結構くるそうなんです。そういう患者さんは、ほぐしてもほぐしても全然ほぐれない。ちょっとよくなったと思っても、目の前でみるみる固まってしまう。なので、副反応が終わってからきてくださいよと言われました」
先生には、あなたもこの感じならしばらく副反応が続くと思うよと言われてしまいました。その予告通り、月曜、火曜、水曜と10のままの辛さが続きました。
ところが、事態は水曜の夜に急展開します。
「ずっと10で推移してきた痛みが、水曜の昼間に9にちょっとだけ和らぎました。そして、夕方ふと気が付いたら3になっていたんです。言い方は強いですが、私、頭が痛すぎて死にたいって思ったのは20年ぶり、仕事のストレスがものすごかった時代以来のことでした。でも、水曜の夕方、あ、私死ななくてもいいって思って。そこから嘘みたいに急激に回復しました」
そのまま症状は1から2程度になり、頭痛・肩こり・腰痛が一気に収まっていったそうです。
「もしかして、普段なら常に持っている肩こりが強すぎて、治っても気づかなかったかもしれません。整体に行ったことで回復を感じやすい程度に肩と腰の痛みが治まっていたのかも。でも、どちらにせよ劇的な終焉でした」
一段階強い解熱鎮痛剤を用意しておくことをお勧めします
周囲を見ていても、まったく体験したことのない突拍子もない症状ではなく、「覚えのある」ところに副反応が出ているように感じるというアツコさん。
「私のように普段から頭痛や肩こりを持っている人は、一層強い頭痛が出る可能性もあると思うんです。普段より一段階強い解熱鎮痛剤を用意しておいてもムダにはならないと思います」
また、モデルナを接種した人は熱を訴え、ファイザーの人は倦怠感を訴える傾向を感じているそうです。
「とにかく、普段から弱いところに副反応が出るかもと考えて備えておいたほうが。更年期症状のある人なら倦怠感、私のような片頭痛や、関節痛。わかっていれば対策できると思いますので、できる限りカバーするように用意してから接種を受けてください!」
前編『3回目ワクチン副反応「あまりの辛さに死にたいとまで思った」46歳の壮絶体験』
★この記事に続いて42歳男性の体験談も読まれています!
>>>3回目ワクチン「副反応がやたら遅い」って本当?モデルナ接種の42歳は
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