
自己開示を高めるほど応援してもらえる。ネガティブな経験やストーリーを隠さず伝えるには
元NHKディレクターの三木佳世子です。
私は現在、全国500人を超える経営者や会社員、主婦を相手に広報PRスキルを教える、「OJT式PR塾」の責任者&講師を勤めています。
「どうPRすればメディア取材を獲得でき、ビジネスのステージが変わるのか?」を教えているのですが、教えれば教えるほど、「PRのスキルは、年齢境遇関係なく、全ての人が知っておくべき必須なスキル」と感じます。
前編『バチェロレッテ2』尾崎美紀さんの選択に見る「選ばれる人」と「選ばれない人」の違い
につづく後編です。
②ネガティブな経験・ストーリーを隠さず、自己開示する
このポイントも、随所で感じることがありました。
今回のバチェロレッテ2の参加男性の中で、親との死別を経験している人が結構多かったのですが、その辛い経験をそれぞれがどのタイミングで、どんな伝え方で、バチェロレッテに伝えるのか?は、学び多いポイントでした。
ちょっと今回は、あれよあれよと同じような話が続き、映像の編集によって枝葉が刈られていることもあり、正直、どの男性の打ち明け話にも、「あれ?これどこかで見たぞ」という既視感が否めなかったのですが…。でも、バチェロレッテの涙と、その後のローズセレミニーでの選択を見ていると、皆さん、自己開示がプラスに働いていました。「辛い経験のシェアは、人と人の距離を近づける」は本当だなと改めて思った次第。
人と距離を詰めたいとき、もっと深く知ってもらいたい時には、誰にでも言うような話じゃないことを敢えて自己開示して伝えるというのは大事なポイントですね。
これをPR目線で言うと、「うちの会社、ずっと調子いいんで!」ってメディアの人に伝えるのではなく、「実は、こんな大変な時期もあって、でもそこからこんな工夫で乗り越えました」と、山あり谷ありのストーリーを伝える方が、共感もされるし、谷の乗り越え方が誰かの役に立つから、と取材を獲得することも出来ます。
「俺、昔からイケイケだったんで!」って言われるよりも「実はこういう辛いことがあって、でもそこからこんなことやあんなことを努力して乗り越えて来たんだ」って言われた方が、ぐっとその人に深みを感じます。また、ネガティブな経験を乗り越えられる人なんだったら、これから先の人生で何か辛いことが起きても、一緒に乗り越える人生のパートナーになれそう、って思いますよね。
③周りの評価を気にしない
最後はちょっとマインド的な、姿勢面でのポイント。
周りの評価を気にしない。というのは、最後の2人にまで残っている男性の一貫した「バチェロレッテだけに気に入られれば良い」という言動から。
今回のバチェロレッテ2の男性参加者たちの様子を見ていると、すごく男同士の友情だったり、仲の良さが感じられるシーンが多いのですが、そんな中で一人だけ異色なのが、マクファーこと、佐藤マクファーレン優樹さん。
彼ははっきりと「友達を作りにきたわけじゃない」と発言、どんな場面でも常に「バチェロレッテのために何が出来るか」を考え、バチェロレッテの一番近くで愛を囁き続けます。
自分は使わない、と断言していたストールンローズ(もし、バチェロレッテに受け取ってもらえたら、デート中の相手から略奪して自分がデートすることが出来る)を、結局は使い、見事相手の男性から略奪してヘリデートに行き、結果、サプライズローズ(バチェロレッテがサプライズで渡すローズ)まで貰ってくるという、徹底した「目標のためには、周りの評価を気にしない」姿勢は、ある意味清々しいなと。
私自身は、自分に尽くしてくれるかどうかよりも、男性同士、友人関係も大事に出来る人かどうか?の方が大事なので、全くタイプではありませんけれども…。(私の好みは聞いてない?笑)
こちらを、PR目線で紐解きましょう。TVや新聞、雑誌というメディアに取材をされて、認知拡大をしていく時には、必ずといっていいほどアンチは現れます。
100人全員に好かれていたいのか?半分の人には嫌われたとしても、1万人に知られる人になりたいのか?
皆さんはどちらでしょうか?
PR分析目線で「見えること」は、実生活にも生かしていける!
もちろん、どっちが正解とか良い悪いということではなく、PRという活動を通して、本当に認知拡大し売上に繋げたり、もっともっとたくさんの人の役に立ちたいと思うのならば、「知られる覚悟、目立つ覚悟」はすごく大事になってきますよ、というお話です。
PRの視点で物事を見ると、人付き合いでもビジネスの場面でも生かせる色んなヒントが世の中には沢山あります。
今日は最近話題のバチェロレッテ2を、ほんの少しPR目線で紐解いてみました。
お楽しみいただけていたら、嬉しいです!!
いよいよ明日は最後の配信!楽しみですね。
▶【この記事の前編】『バチェロレッテ2』尾崎美紀さんの選択に見る「選ばれる人」と「選ばれない人」の違い
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