「完璧じゃなくていい」発達障害の娘と一緒に生きる、私なりの子育ての着地

2025.07.20 LIFE

「怒らないほうがいい」と頭ではわかっていても、感情が爆発してしまう。「叱る」と「怒る」の境界線に悩みながら、自己嫌悪に陥る毎日。

それでも、伝わらないことに向き合いながら、娘と一緒に生きていくために私がたどり着いた「完璧じゃなくていい」という答え。今回は、その心境にたどり着くまでの想いを綴りました。

前編「子どもに手が出てしまう」のは昭和の価値観では普通!? 言うことを聞かない発達障害の娘と日々向き合って、自己嫌悪に苦しむこともあるけれど

 

に続く後編です。

写真はイメージです

“伝えたつもり”が届いていない

ADHDの娘には、「伝えているつもり」でも、実際には全く届いていないことが本当に多いんです。

「もう何回言ったらわかるの!?」「さっきも説明したよね!?」

……このセリフ、きっと私だけじゃないはず。

 

でも実際には、その注意がまったく届いていなくて、また同じことの繰り返し。そして最後には「ママ、いつも怒ってる〜」と泣かれてしまう。それはそれで、こっちもカチンとくるんですけどね(苦笑)。

 

こんな日々を繰り返していくうちに、私がたどり着いた結論は、「完璧じゃなくていいや」ということ。一見投げやりに聞こえるかもしれませんが、「揺れながらも立ち止まって考えよう」という姿勢で、親でいたいなと思っています。

 

だって、発達障害は「治る」「治らない」ではなく、「一緒に生きていく」もの。だからこそ、親の心が折れてしまったら終わりだなと感じています。自分の心を大事にしながら、子どもたちとの毎日をゆっくり積み重ねていけたら、それで十分。

 

……なんて言いながら、ただ単に私が年を取って落ち着いただけなのかもしれませんけどね(笑)。でも、今の私はそんな気持ちで子育てと向き合っています。

前編「子どもに手が出てしまう」のは昭和の価値観では普通!? 言うことを聞かない発達障害の娘と日々向き合って、自己嫌悪に苦しむこともあるけれど

 

【前回の記事はこちら】

●「褒めて育てたはずなのに、なにかがおかしい」反抗期の娘に感じた、“褒め育て”の意外な副作用

 

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