「認知症の親が別人のようで辛い」。まず最初に知っておけば介護する側もラクになる。「同じことを何度も聞く」など困った症状が出る原因とは【医師に聞く】

「介護はゴールが見えないマラソンのよう」

 

これは、私が介護を始めたばかりの頃、ご両親のW介護に奮闘していた先輩の言葉。当時はあまりピンと来ていなかったのですが、少しずつ言葉の重みを感じるようになり、いつしか介護が続く日常に絶望的な気持ちになることも……。

でも最近、少し気持ちに変化が出てきました。「目の前にゴールがなくても大丈夫! むしろ介護を楽しんでみよう」と、初めて前向きになれたのです。きっかけは、書店でたまたま見つけた、ある本との出会い。「介護の時間って、こんなふうに“良いもの”になるの⁉」にわかに信じがたいほど、驚きが詰まった、そして希望が湧いてくる内容でした。

 

その一冊とは、『認知症の方と意思疎通が取れる 介護シーン別 ユマニチュード式「話し方・行動」実践編』(本田 美和子・著/講談社)。タイトルを目にした瞬間は「ちょっと難しいのかな?」と思ったものの、スラスラ読める内容で、あっと言う間に読了! 知っておきたい「認知症の基礎知識」や「日常の困ったこと・その解決策」などが、分かりやすく書かれています。

 

感銘を受けた私は、さっそく連載の編集担当であるTさんに連絡。一通り熱い想いを聞いてもらったところで、「ぜひ取材をしたいのですが~」と相談し、このたび著者である本田 美和子先生(国立病院機構東京医療センター 総合内科医長)と、監修のイヴ・ジネスト先生(ジネスト‐マレスコッティ研究所長)へのインタビューが実現しました。

 

▶「昔の親はもう戻ってこない」それが事実

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