すい臓がんで余命宣告された父。亡くなった当日より葬儀の日より、半年後に辛く悲しい気持ちになったきっかけとは
「よかれと思って」始めた遺品整理で母と私が直面した現実
そんな中、母から「もう(亡くなって)半年以上になるし、少しずつ片付けようと思うんだけど」と父の遺品整理をする提案がありました。母としては、「自分が動けるうちに、やっておきたい」とのこと。確かに私も父との別れを経験し、改めて終活の重要性を実感したところだったので、さっそく進めることにしました。
母は父の衣類や持ち物を中心に、私は病院関係や所属していたサークル活動の書類などを整理します。最初に手に取ったのは、がんの発覚後、数回にわたり行っていた血液検査の結果。毎回、祈るようにこの数値を見ていたな……などと当時の記憶がよみがえり、胸がいっぱいに。
ほかにも抗がん剤治療の資料を目にすると、父に「やってみようよ」と説得し続けた自分の姿を思い出し、「あの時間、もっと楽しい話をすればよかった」といった後悔も。ひとまず病院関係のものはいったん段ボールにまとめ、そこで終わりにしました。
次にサークル活動の書類を見てみると、そこには父の手書きのメモやミーティングの議事録などが綺麗に保存され、几帳面な父らしさが詰まっています。どんな書類を目にしても父のことが思い出され、あれこれ考えてしまい、一向に手が進みません。
どうやらそれは母も同じだったようで、「必要なものと不要なものに分けようと思ったけど、いろいろ思い出しちゃって。これじゃあ、全然できないわ」と父が好きだったシャツを抱えたまま、苦しそうな表情を浮かべています。
【こちらも読まれています】
この記事は
ライター
小林真由美
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

















