40代・50代はニオイが変わるタイミング。更年期?病気?まずは原因の見極めから
暑くなってきてマスクを外したり汗をかいたりする機会が増えると、自分のニオイが周りに不快感を与えていないか不安になりますよね。自分のニオイは自覚しにくいものですが、誰かに指摘されるのも気まずいもの。
とくに、更年期に入る40代以降はニオイケアの重要性が増します。40代以降がとくに気にしたいニオイの原因について医師の視点から紹介します。
「ごめん、実は」何気ない一言にドキッ

イラスト/lely
46歳の加奈さん(仮名)は、普段から自分のニオイに気を配っています。両親が加奈さんと同じ年代だった頃、子どもながらに「なんか加齢臭みたいなのがする」と感じて、嫌だったことを覚えているからです。しかし、ある日家族で話しているとき、加奈さんは子どもたちから衝撃的なことを言われました。
「ごめん……なんか最近のお母さんのニオイ、ちょっときついかも」
正直に言ってもらったことをありがたく思いつつ、普段からケアをしている加奈さんは困惑します。「もしかして、会社の人にも同じように思われているかも……」と不安に思って、ニオイの原因や対処法を調べ始めました。
更年期世代が注意したい、主なニオイの原因

Photo:photo AC
ニオイの原因は生活習慣や年代によっても大きく異なります。まずは40代以降の世代が注意したい主な3つの原因を紹介します。
汗・体臭
どの年代でも汗や体臭が気になるものですが、更年期世代の汗や体臭には要注意。皮膚が酸化したような油っぽいニオイや、枯れ草に近い加齢臭がしやすい年代です。
女性が更年期に入ると、エストロゲンの分泌量が低下し自律神経のバランスが崩れやすくなります。その結果、ホットフラッシュや寝汗で大量の汗をかき、その汗が皮膚の常在菌によって分解され強いニオイになることがあります。女性ホルモンには皮脂の分泌や酸化を抑える働きがありますが、更年期以降はその影響が弱まるのも、ニオイが強くなる原因のひとつです。
口臭
更年期世代の口臭は、生臭さや腐敗臭が強くなるのが特徴です。エストロゲンの分泌量の低下やストレス、自律神経のバランスが崩れたことによる睡眠不足、薬の影響、口呼吸などの要因で口の中が乾燥すると唾液の分泌量が減り、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。その結果、若い頃よりも口臭が強くなるのです。
唾液の減少は虫歯や歯周病のリスクも高めます。それにより口臭が慢性化し、改善が難しくなることもあるので注意しましょう。
病気由来のニオイ
40代以降になると、さまざまな病気にかかる人が増えがちです。病気由来のニオイは、急に強くなったり、いつものケアで改善しなかったり、独特のニオイがしたりするので注意しましょう。
糖尿病の場合、血糖コントロールの乱れやケトン体の増加によって、独特な甘酸っぱいニオイがあらわれがちです。腎機能や肝機能が低下した場合、アンモニア臭や独特の体臭が気になることも。
生活習慣病や歯周病の悪化、虫歯の放置、消化機能や代謝の変化で、今までにないニオイがあらわれることがあります。「年齢のせい」と思わず、内科や歯科に相談しましょう。
本記事では、更年期世代の女性のニオイについて解説しました。
▶▶オバさん臭はイヤ!更年期世代の汗・体臭・口臭対策を医師が解説
では、ニオイをやわらげるセルフケアをご紹介します。
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