「全部、私が悪いのかも」と思い込まされていた。それでもやっぱり「自分は悪くない」と思えるまでの道のりは…
少しずつ家での「ルール」を定めていった
夫の言動を変えることはできません。けれど、「私が悪い」ではなく、「私は悪くない」と自分に言えるようになることはできます。その気持ちが、少しずつAさんの自信を取り戻していきました。Aさんは夫に対しておびえずに
「『行ってきます』『ただいま』は、大きな声で言ってね。それが我が家のルール。子どものお手本になってね」
と伝えられるようになりました。さらに、
「言った、言わないでもめたくないから、予定はカレンダーに書いてね」
という新しいルールも決めることができました。
最初は「忙しいから無理」と不満を口にしていた夫も、予定を書かなければ言い訳ができないと分かったのか、少しずつ書き込むようになっていったそうです。そしてAさんには、もう一つ大きな変化がありました。
「ここまでしても変わらないなら、離婚しよう」
と、自分の限界を決めることができたのです。
その覚悟が、自分の人生を取り戻す力になりました。
「自分の人生は、自分で決められるんですね」
Aさんは最後に、笑顔でこう話してくれました。
<<前編:「俺は悪くない」が口ぐせ…一見穏やかな夫が妻を追い詰める”責任転嫁型モラハラ”
この記事は
モラハラカウンセラー
麻野祐香
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