「もう無理かもしれない」髪が抜け始めた私…モラハラ夫から逃げる決意をした日

2026.08.16 LIFE

「自分の感覚がおかしいのかも」と思わせるのがモラハラの常套手段

これは「ガスライティング」と呼ばれる心理的支配の一種です。ガスライティングとは、相手の認知を少しずつゆがめ、「自分の感覚がおかしいのかもしれない」と思わせていく心理操作のことです。家の中での夫の態度と、外での評判。そのギャップが大きければ大きいほど、被害を受けている側は「やっぱり自分が悪いのかもしれない」と、自分を責める方向へ追い込まれていきます。そして、その孤独が、さらに被害者を支配の中へ閉じ込めていくのです。

 

口論になると、夫の言葉はさらに激しくなっていきました。Nさんが少しでも反論すると、夫はすぐに、「離婚だ」「今すぐ出ていけ」と大声を上げるのです。

 

暴言はどんどんエスカレートしていきました。

「お前がそう言わせるんだ」

「俺は正しいことを言ってるだけだ」

「被害者ぶるな」

「頭が悪いからわからないのか」

そうやって、言葉の暴力を浴びせ続けたのです。

 

実家もなく、逃げ場がなくて… 次ページ

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