#142 男はどう思うの?「手を触れる」ことについて【40代編集長の婚活記】
カフェでのスイートな時間
気が付けばいい時間になっていた。アサミ「そろそろ、お時間じゃないですか?」
ジェントル「あ、そうだね。行きましょうか」
ジェントル「今日は急なお誘いだったのに出てきてくれてありがとう」
アサミ「いえ、こちらこそ」
ジェントル「それに後ろに予定があってごめんなさい。次はまた、ゆっくり」
アサミ「はい。ありがとうございます」
「次はまた、ゆっくり」って!
5回目デートは穏やかな雰囲気のまま終わった。「次はまた、ゆっくり」って、次のデートもあるってことよね。その言葉を胸に、幸せな気分で家路についた。
なんか心が決まった。自信? 確信? ううん、ジェントルさんの気持ちはまだわからないけれど、私はちゃんと自分の気持ちを伝えたい。次の6回目デートは夜まで一緒にいたい。それで、私から誘って、ちゃんと言葉にして伝えよう。
……と思いながらも、今度は自分が忙しくなってしまった。仕事の出張があったり、家庭の事情のことがあったりで予定が立てにくく、また2週間近くが経っていた。
「忙しい」は言い訳よね!
でも忙しいことを言い訳にしてはいけない! 予定は自分で作るもの!
アサミ「こんばんは。お元気でいらっしゃいますか? 私は昨日まで金沢に出張へ行っていました」
ジェントル「こんばんは。金沢出張だったのですね。ステキです」
ジェントル「僕はここのところ重要なミーティングが続いて深夜帰宅ばかりでした。でも大きな山は越えたと思います」
よし、彼も仕事がちょっと落ち着いたのならチャンス!
アサミ「大きなお仕事の山を越えたとのこと、おめでとうございます」
アサミ「いつも素敵なお店でごちそうにばかりなっているので、ささやかなんですが金沢土産をお渡ししたいのですが。お時間あったらお会いしたいです」
ついに伝えた! 自分から会いたいって!!
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