「イヤな人」とも上手につきあう。仕事も恋愛もうまくいく「呼吸」って?

つらく当たる人とも、和やかに過ごせる人を羨ましく思うこと、ありませんか? そんな自分を作るコツは、呼吸の習慣にありました。

仕事でかかるストレスは「戦場」と同等?

仕事をしている時のストレスはどのくらいなのでしょう。

 

アメリカの例では、教室でクラス担任を持っている先生のストレスは、戦場に出ている兵隊さんと同じくらいと言われています。常に周りに気を配り、突発的な事態に自分の責任で決断しなくてはならないからでしょうか。

 

私たちの生活でも環境が変わったり、例えば転勤や結婚、親の介護など、ストレスが増える場面がよくあると思います。たまたま彼との結婚に悩んでいるところに、仕事のミスが重なって、父親が入院して病院に行かなくてはいけなくて、と頭が休まらない状態はかなり高いストレスの状態ですね。

 

世界の100社に入るようなグローバルな会社では、このストレスに抵抗力がある組織こそ業績が伸びる、と考え始めています。国や社会全体も変化して、長時間労働に対して行政の指導が入ることも多くなっていますよね。休暇をちゃんととって、休みの質を上げてストレスに強くなれば、会社も個人の生活も安定するという思いに変わってきたんじゃないでしょうか。

 

アメリカでは一歩先の「脳の休め方」をとり入れている

たとえば、アメリカのGoogle社は、このストレスに対する抵抗性を上げるために、ただ休暇を与えて社員を休ませることでは解決しないということに気づきました。

 

もちろん、鬱などの症状が思い当たる場合は、診療と休息を第一に考えなくてはなりません。しかし、この状態は、本人も会社も望ましいと思っていないので発見が遅れたり無理をしてしまったりするのだと思います。

 

そこでGoogle社が取り入れたのは、休暇で解決するのではなく、本当に頭を休めることのできる東洋の瞑想をもとにした「マインドフルネス」という方法でした。

 

「マインドフルネス」という言葉は、まだ耳慣れません。何か怪しいニューエイジの信仰?という印象も受けることでしょう。

 

が、先日も川野泰周さん(慶應大学医学部卒、精神科医、禅僧)がビジネス書として本を出したように、よくよく知ってみると、日本人にも馴染みの深い「禅」「茶道」「剣道」など心を落ち着かせる方法の逆輸入です。今では同じみの「ロハス」という考え方も、そのように東洋のものが西洋に再発見され、逆輸入されました。

 

川野住職も私も禅の修行を行っているので、この「マインドフルネス」のコツがわかります。みなさんにも是非、約2500年も前に編み出された「禅」という知恵に触れていただきたいと思います。簡単で、お金もかからない最高の方法で、ストレスに対する抵抗性が増し、記憶力も増し、発想が豊かになり、協調性も高くなるという、いいことずくめのプログラムなのです。

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