
白髪のセルフカバーは、染めるのではなくアレを使って!5つの白髪ケア法
いくつかの白髪に関する意識調査をチェックしたところ、白髪染めをやめるタイミングは65才前後という結果が。60代半ばになればあきらめがつくのか、面倒になるのかは44才の私には未知の世界ですが、たしかに60代までは白髪隠しをがんばりたいと思っているところです。
はじめて白髪を発見した日のことは忘れてしまいましたが、おそらく10年くらいのつき合いになるのではないでしょうか。ズボラな私はほぼ美容師さんにおまかせですが、私なりの白髪ケアと、日頃の取材から得たケアについて今回はご紹介したいと思います。
白髪ケア私の場合1:頭皮や髪の健康を考えてサロン染め
ホームカラーは未経験。白髪染めだけでなく、ファッションカラーもセルフでやったことがありません。
薬剤について考えるようになったのはヘアについて取材をするようになってからですが、若いころはただ面倒だから手を出さなかったというのが正直なところ。
自分できれいに塗る自信がないだけでなく、皮膚トラブルが怖いというのも理由のひとつ。肌が荒れやすいので、プロにお任せするほうが安心という判断です。
カラー剤に含まれるアルカリ剤は頭皮や髪にダメージを与えるので、サロンでは除去するアフターケアもしてくれます。アルカリ剤が頭皮に残るとちりちりしたアホ毛の原因になるそう。
きちんとケアをしてもらっているおかげなのか、弱々しいアホ毛はあまりなく、白髪も増えてはいますがひょろっと飛び出る白髪はありません。
下の写真は3カ月ほど放置してしまったときの無残な後ろ姿です。白髪は思いっきり目立っていますが、ひょろっとした髪はないですよね。
定期的にサロン染めといっても最近は1カ月半~2カ月に1回程度。2カ月もすると白髪はこれくらい目立ってきます。これ以上は見た目が悪いので、サロンに駆け込みます!
白髪ケア私の場合2:隠すよりぼかすことで目立たせない
サロンでのオーダーはいつも「白髪が目立たないようにしたい」「明るすぎない髪色にしたい」と伝えるだけ。半年ほど前、ハイライトを入れたいと珍しく具体的にオーダーをしたらなぜかしっくりこなかったので、いつものオーダー法に戻しました(笑)。
白髪染めにしてほしいとオーダーしたことはありません。白髪染めとファッションカラーでは薬剤が異なるのですが、素人からすればその差ってわからないですよね。だったら、ここもプロの判断に任せたほうがきれいな色に染まるはずと私は考えています。
白髪が目立つ根元は白髪染めでしっかりと、それ以外はファッションカラーでと染め分けもできますし、ファッションカラーだけで目立たなくすることもできます。手法は色々あるので、髪の状態や白髪率などを総合的に判断して染めてもらうのがいちばん。もちろん自分の希望はしっかり伝えることが大切です。
しっかり染めると暗くなり、ちらほら出現する白髪が目立ってしまうので、ほどよい明るさでぼかしてもらっているのが私の現状。真っ黒のなかに白い筋があると目立ちますが、茶色のなかならそれほど目立たないからです。
ハイライトも上手に活用すれば白髪がなじむのでおすすめです。私の場合はギラギラと悪目立ちしてしまい、自分のなかでしっくりこなかったのでやめてしまいましたが…。
自分で思っているより白髪の本数は意外と少ないもの。私もよく「白髪がまた増えちゃった~」とサロンで訴えるのですが、みなさん冷静に「まだまだ少ないですよ。大丈夫」とこたえてくれます。
白髪の量は個人差がありますが、40代なら隠すよりぼかす、なじませる手法を選ぶのがいいのではないでしょうか。
白髪ケア私の場合3:頭皮マッサージで血流アップ
白髪のメカニズムはまだ解明されていませんが、美髪を育むには健やかな頭皮をキープするのが大切です。白髪対策ではじめたことではありませんが、暇さえあれば頭皮をプッシュしてコリをほぐしています。
睡眠不足やストレスも頭皮にあらわれるので、そのケアのほうが目的ではありましたが、結果、豊かな髪を保っています。白髪がなくなったということは今のところありませんが、一気に増えたと感じることもありません。
美容に関してズボラな私が唯一褒められるのは髪なのですが、プロのケアと頭皮マッサージのおかげではないかと思っています。
というのも、同年代のヘッドスパ専門家や鍼灸師に取材をすると、みなさん髪がつややかで豊か。白髪もないという人が多いのです。東洋医学で髪は「血余」と言われ、全身に栄養が行きわたり余ったものが髪の毛となるのです。バランスのいい食事とめぐりをよくすることが健やかな髪を育むというわけ。
頭のコリをほぐし血行を良くすることはめぐりをよくするために大切なケア。道具いらずで、いつでもどこでもできるので、ズボラな私にはぴったりなのです。
白髪ケア私の失敗1:分け目変えでもごまかせない
生えてきた根元の白髪をごまかす緊急対策としてよくご紹介している「ジグザグ分け」。根元が立ち上がり、短い白髪を隠せることができるので効果的ではありますが、私の場合は頭頂部に白髪が集中していて、分け目をずらしてもピョンと飛び出てきてしまい失敗。
結んでごまかそうとハーフアップのくるりんぱにしたこともありますが、これも白髪が目立ち逆効果でした。
生えている位置と量によってはジグザグ分けでもカバーしきれないことがあるということがわかりました。
白髪ケア私の失敗2:根元カバーアイテムは不向きだった…
ヘアマスカラやヘアファンデーションなど、さっと白髪を隠せる便利アイテムが続々と登場しています。私もいくつか試したことがあり、本当にさっと隠れて便利!!と喜んだのですが……。昔から髪の毛をさわるクセがあり、塗ったことを忘れてついつい髪をさわってしまい、指に色がついてしまう事件が多発。
これは私のクセが悪いだけで、商品はまったく悪くありません。
1日だけ乗り切りたい、短い白髪だけ隠したいなどピンポイントで使うにはとっても便利です。
ちなみに美容師さんにおすすめされたのはコームタイプ。地肌に色がつきにくく、広範囲に塗れるのでささっとカバーできるそう。
これはアリミノのポイントコンシーラー。
プロの教え1:セルフケアは正直に伝えること
ドラッグストアには白髪カバーアイテムがずらりと並んでいます。ホームカラーだけでなく、使い続けることで徐々に染まるカラートリートメントも豊富。どれも手軽に使えるアイテムですが、サロンでの薬剤と相性が悪いものもあり、うまく染まらない、変色してしまう事例もあるとか。
なかなかサロンに行けずセルフケアをしている人も多いのが現実。美容師さんも「なんで自分で染めたの!」と責めるようなことは決していいません。最適な施術をするために、どんなケアをしてきたかを知りたいのです。
また、美容室に通える頻度もわかる範囲で伝えておくと、どういう染め方をすればいいか、セルフでカバーするにはどんなアイテムを使えばいいかを教えてくれますよ。
プロの教え2:セルフでカバーするなら染めるのではなくコーティングで
髪を染めても2週間もすれば目立ってきてしまいますよね。サロンに行くまで乗り切るなら染めるのではなく、ヘアマスカラなど洗えば落とせるタイプを選んで。
ホームカラーを使うなら、マニキュアのほうがベター。髪の内部まで染めず表面を色でコーティングするので、ヘアカラーよりもダメージは少なくてすみます。
セルフでのケアは一時的にカバーするものとして行いましょう。
白髪とのつき合いはこれからが本番。美容師さんと相談して頭皮へのダメージを回避するケア方法を見つけてください。
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「更年期世代は枕がオジサン臭くなる」って先輩が言ってたけど、私の場合はそれだけじゃなくて【マンガ100人の更年期R】#5
- Snow Man宮舘涼太も驚愕「3人に1人が栄養不良」の危機を打破するお弁当のポテンシャルに期待!「これならできそう!」43歳が救われた理由
- 【ユニクロ】ゆるっと着ても野暮ったく見えない。黒ワイドパンツで大人の体型カバー【40代の毎日コーデ】
- 夏の通勤に万能なネイビーパンツ。選ぶポイントは、着心地・ラクラクお手入れ・体形カバー!【40代の毎日コーデ】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 【立ったまま1分!骨盤矯正】体のねじれを整えて、垂れ下がったお尻もぷりっと丸く引き上がった【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】