「さかあがり」って書けてる?みんなが間違えがちな漢字の書き方10選
さかあがり。坂を上るわけではないので、「さかあがり」の「さか」は「坂」とは書きません。ではどう書くのでしょう?
今日はそんな熟語を10個集めました。
1・子どもの頃は、日が暮れるまでさかあがりの練習をしたものだ。
答え
解説
小学生の場合「坂上がり」という間違いが多いのですが、大人でも同じミスが多いようです。昔は「尻上がり」と呼んでいたそう。それなら間違えなかったのにと思います。
2・人からさしずされるのはきらいです。
答え
解説
「指示してさせること」という意味があるので「指」という漢字を使います。「刺」ではありませんので注意しましょう。
3・野山をさんさくする。
答え
解説
山なので「山策」と書いてしまいそう。「散策」の「散」にはぶらぶらと、気ままに、という意味があります。なので「散」なのです。
4・ごしょうばんにあずかった。
答え
解説
意味が難しいので、文字から適当に「正板」などと書いてしまいそう……。「ご相伴にあずかる」とは、饗宴(きょうえん)の座に正客(しょうきゃく)に陪席(ばいせき)して同じく饗応(きょうおう)を受けること。なんだか( )ばかり付けましたが、意味は簡単で、正式に招待された人に付き添って出席した会で、対等の接待を受けることです。転じて、他人に便乗してその利益を受ける場合にも使います。「相伴」には「互いに連れ立つ」という意味があります。
5・急にしぐれて来たよ。
答え
解説
語調から「風」をイメージする人もいるかもしれませんが、「雨」です。「時」と「雨」のセットで「しぐれ」と読みます。通り雨のこと。雨には色々な呼び名があり、とても美しいものが多いので、覚えてみるのも良いでしょうね。
6・損なしょうぶん。
答え
解説
「小文」「正文」色々な文字がありますが、この場合は「性分」。生まれつきの性質のことをいいます。「性格」というより、知的な感じがしますので、積極的に使ってみましょう。
7・恋愛じょうじゅの神様がまつられている神社にお参りをする。
答え
解説
是非とも漢字で書きたい言葉です。「できあがること」「なしとげること」という意味があります。「恋愛成就」と言えば、好きな人に思いが通じるとか、その人と結婚できるとか、そういうことが該当します。是非覚えておきたい漢字ですね。
8・しんくの薔薇
答え
解説
「しん」が悩みどころ。「深紅」とも書きます。「薔薇」は書けなくても大丈夫(笑) 濃い紅色のことで、紅花を使って染められた色を呼ぶのに、茜染(あかねぞめ)などの偽染めに対抗して作られた言葉。なので「真」の字を使うのです。
9・和洋せっちゅう
答え
解説
「折」は書けても「衷」は書けなかったのでは?「折中」とも書きます。あれこれと取捨(しゅしゃ)して、適当なところをとることです。
10・たんとう直入に申し上げます。
答え
解説
まさか「担当」はないでしょう。でも「短刀」と書く人も多いとか。「一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む」という意味がありますので「短刀」ではなく「単刀」です。
どうでしたか?あやふやな漢字はありませんでしたか?
今回の熟語はどれも中高生レベル。しっかり覚えてしまいましょうね。
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