「ママが、パパにいじめられてる」保育園で泣いていた5歳の息子。それを知った私が踏み出した大きな一歩は
「パパがいないときだけ」息子が見せる本当の笑顔
息子は、母親と二人きりのときにだけ、保育園のことや好きな電車の話をしてくれます。
「この子は、父親を怖がっている」Dさんも、そのことに気づいていました。
ある朝のことです。夫は、朝食に納豆を食べるのがいつもの習慣でした。その日、Dさんがご飯と味噌汁を食卓に並べると、夫は納豆がないことに気づきました。立ち上がって冷蔵庫を開けましたが、中にもありません。
「納豆、切れてるじゃないか。気が利かないな。ないなら先に言えよ」
Dさんが買い忘れていたのです。
「ごめんね。次は買っておくね」
Dさんが謝るまで、夫はご飯を食べようとしませんでした。
納豆が1パックないだけで、朝食はまず謝ることから始まる。Dさんの家では、そんな日常が繰り返されていました。それでもDさんが夫から離れられなかったのには、現実的な理由がありました。一番大きいのは
「離婚したら、息子と二人で暮らしていけるのだろうか」
という不安です。Dさんのパート収入は、月に8万円ほど。息子の送り迎えや急な発熱もあるため、働く時間を増やすことは難しい状況です。今の家は夫名義で、住宅ローンはまだ20年以上残っています。そして、実家までは新幹線で3時間。母親は足が悪く、一人暮らしです。
「しばらく実家に帰る」と伝えたとき、夫から受けた「脅迫」とは 次ページ
この記事は
モラハラカウンセラー
麻野祐香
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