「ママが、パパにいじめられてる」保育園で泣いていた5歳の息子。それを知った私が踏み出した大きな一歩は

2026.10.31 LIFE

数日後、Dさんは弁護士の無料相談へ行きました。離婚までの手続きの流れを聞き、入院した日のLINEの画面を保存し、それまで夫から言われたことも、日付とともにノートへ書き出しました。そして、離婚調停の申立てをしました。

 

ただ、息子の転園先や、これから暮らす住まいはまだ決まっていません。申立てのあと、裁判所から書類が届き、夫にも離婚調停を申し立てたことが伝わりました。すると夫は、急に優しくなりました。

自分から洗い物をする日があり

「体は大丈夫か?」

と声をかけることもありました。

でも、Dさんの気持ちは戻りませんでした。流産で入院した日に、体の心配さえしてもらえなかった。その出来事を、もう「自分が悪かったから」とは思わなくなっていたからです。

 

Dさんが望んでいるのは、息子と二人で、怒鳴られることも、否定されることもなく、安心して笑って暮らせる毎日です。いつその生活を始められるのか。本当に離婚できるのか。まだわからないことはたくさんあります。不安で眠れない夜もあります。

 

それでも以前のDさんとは、もう違います。夫が何を言うか、夫が怒るかどうかではなく、「自分と息子は、どう暮らしていきたいのか」を考えられるようになったのです。夫に期待することをやめた今、Dさんは少しずつ、自分と息子のこれからに目を向け始めています。

 

怒鳴り声に怯えることなく、二人で安心して笑える暮らしへ。

Dさんは今、そのための一歩を踏み出したところです。

 

取材・文/麻野祐香

モラハラ/HSP専門カウンセラー。モラハラで悩む方の心を守ることを使命とし、カウンセリングとTikTokライブでモラハラとHSPで悩む方のサポートを続けている。モラハラと夫は別れるべきと勧められることが多い中、離婚をしたくても事情があって別れられない人々の為に、モラハラ夫からの自分の心の守り方を発信。

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