【40代編集長の婚活記#161 】「恋愛維持力」がない 40代独女、3カ月でフラれる
あんなに「好き」と言ってくれたのに
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なんとかして気持ちを切り替えようと、お風呂に入った。でも湯船につかっていてもシャワーを浴びていても、目から別の水も一緒に流れてくる。
ジェントルさんはあんなに優しかったのに。
あんなに「好き」と言ってくれたのに。
悲しい。
苦しい。
つらい。
彼の笑顔、甘いささやき、紳士的な立ち居振る舞い。幸せな思い出ばかりが頭の中を駆け巡り、そのたびに涙があふれてくる。
「嫌いになんかなってない」と言っていたけれど、本当に好きで大切に思うなら、手離したくないと思うんじゃないだろうか。つまり私のことはそこまで思ってなかったってこと……。その現実を受け止めるしかない。
ひとしきり泣いた翌朝
ひとしきり泣いて、泣きつかれて眠ったのだろう。時計のアラームが鳴って、目が覚めた。
顔を洗おうと洗面所へ向かう。鏡を見ると、まぶたはパンパンにむくんでいた。
電子レンジで軽く温めたホットタオルと保冷剤を交互に当てた。血行や水分の流れをよくしてむくみを緩和する方法だと聞いたことがある。しばらく繰り返しているうちに、まぶたの腫れは引いていった。
ショックなことがあると食事がのどを通らない人もいるようだけれど、私には当てはまらなかった。むしろお腹がすいていた。いつも通りにしっかり朝食をとり、いつも通りに服を着替え、メイクをした。
鏡の中の自分はもう、いつもと変わらない顔をしていた。昨日の夜、何事もなかったかのように。
何事もなかったように
何事もなかったように会社へ行き、何事もなかったようにテキパキと仕事をした。誰ひとり、私の様子がおかしいとは思わないだろう。ましてや昨日の夜に失恋したなんて。
これはオトナの女の精神力ゆえだろうか?
思えば大学生の頃の失恋では、しばらく元気になれなかった気がする。恋愛維持力は相変わらず成長していないけれど、40も過ぎるとメンタルだけは強く成長しているものだ。
思えば昨日の夜も涙こそ止まらなかったけれど、ヤケ酒やヤケ食いに走ることもなかった。
いくつものサバイバル経験をくぐり抜けてきたから(特に仕事で・苦笑)、どんなつらいことがあっても平常心を保つことができてしまうのかもしれない。
いいんだか、悪いんだか。
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