【40代編集長の婚活記#161 】「恋愛維持力」がない 40代独女、3カ月でフラれる
家に帰って一人になる
けれど、家に帰って一人になると、否が応でもジェントルさんとのことを思い出さずにはいられなかった。
はぁ……。ため息が出た。
別れたいと思わせてしまった原因はなんなのだろう。
恋愛の重さ?
気遣いの足りなさ?
食い下がるしつこさ?
でもまぁ、私が悪いんだ……。いま思えば、彼の立場や状況をちゃんと理解することもできず、自分の気持ちを一方的に伝えるだけだった。私の恋愛的な幼さが彼を追い込んで、苦しめてしまったのかもしれない。
親友Mに電話する
一人で抱えているのがつらくなり、親友Mに電話をした。
昨日の夜のことを、ひとしきり話した。話しながらまた涙があふれてきた。悲しい気持ち、苦しい気持ち……いま感じていることをありのままに話した。
親友Mはずっと「うん、うん」と聞いてくれた。気がついたら2時間以上も経っていた。
アサミ「ごめんね。長くなっちゃって」
親友M「全然いいよ。私は恋愛のアドバイスなんてできないけど、聞くことくらいはできるからさ、いつでも連絡してきてよ」
アサミ「ありがとう」
失恋した気持ちを彼女に話したあとは、少しラクになった。話したからといって状況が何も変わるわけではない。でも、心なしか自分の中で別れという現実を冷静に受け止められるようになった気がした。
ただただ話を聞いてくれる友達がいる幸せを、噛みしめていた。やっぱり、友達ってサイコー。
忙しいことがありがたい
恋愛は絶不調にもかかわらず、仕事はとても順調だった。
OTONA SALONEのPVは順調に伸び、新たなオファーも増えていた。
そのぶん残業も増えていたし、仕事上の会食や、お誘いの多い日々が続いていた。おかげで一人で考えて込む時間が少なくなり、とてもありがたいと思った。
つらいときは、一人になる時間を減らしたほうがいい。
仕事でもプライベートでもいいから、誰かと一緒にいたり、誰かと話したりするだけでだいぶ気が紛れた。
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