腸活が成功する人としない人の「境目は?」知らないと間違う常識クイズ

体の健康はもちろん、お肌の調子にも大きく関係してくるのが腸内環境。すでに「腸活」にチャレンジしている方も多いのではないでしょうか?

 

でもその「腸活」、自信を持って正しいと言えますか? 『「腸活」に大事な菌は?』と聞かれ、乳酸菌しか頭に浮かんでこないあなた。もしかしたら知識が不十分かもしれません。

 

そこで消化器内科の専門家で帝京平成大学教授の松井輝明先生監修の元、“腸活クイズ”を用意しました。あなたの知識は合っているでしょうか? せっかくの「腸活」が無駄にならないよう、今一度知識を改めて「腸活」の効果を最大限に引き出しましょう!

 

問1 「腸活」に重要な腸内細菌が最も多くいるのは「小腸」である ○か×か?

【答 ×】

小腸と大腸の違いをご存知でしょうか? 小腸は消化された食べ物から栄養素と水分を吸収し、大腸ではさらに水分とミネラルが吸収されて身体に不要なものを便として排出します。

 

腸の健康に関係する大事なキーワードとして「腸内フローラ」という言葉をご存知の方も多いと思います。

 

腸内フローラとは体に有効な働きをする「善玉菌」と害をもたらす可能性のある「悪玉菌」などが存在する腸内細菌の集合体。その重さはなんと1〜2kgもあるんです。

 

その腸内フローラで善玉菌が悪玉菌よりも優位な状態をキープすることが健康の鍵なのですが、そもそもこの腸内フローラはどこにあると思いますか?

 

それは大腸。なんと100兆個以上の腸内細菌が生息しているといわれています。つまり問題の答えは「×」。

『大腸がんという言葉はありますが、小腸がんという言葉はあまり聞いたことがないと思います。

 

実は人間の免疫機能の7割は小腸に集中しています。

 

小腸にはそれらを守るためのセーフティーネットがたくさん敷かれているのですが、大腸は免疫が小腸ほど発達していないだけでなく、消化器官の一番最後に当たる場所で老廃物など悪い物質が溜まりやすい。

 

そのため炎症や有害な毒素も発生しがちです。つまり大腸はとても病気にかかりやすい場所なので、大腸の環境を整えることが大切なのです』(松井先生)

問2 女性の死亡率第1位は実は大腸がん ○か×か?

【答 ○】
第一問を踏まえて考えると……そう、答えは「○」。

 

女性の死亡率1位は「乳がん」と思われがちですが、女性の1位は実は大腸がん。なんとこの半世紀の間で約6倍にも増えているというデータがあるのです。

 

これは、大腸は調子がよくないと、体を防御する機能が低下し、有害なものまで吸収してしまう上、先述の通り老廃物の溜まる場所なので、病気になりやすいことに理由があります。

 

出典:国立がん研究センター「ガン情報サービスganjoho.jp」

 

『大腸で発生した毒素の影響範囲は大腸だけにとどまりません。

 

腸の壁から吸収され、血管に入ることで毒素を全身へと運んでしまいます。

 

つまり、下痢や便秘といった消化器系のトラブルはもちろん、免疫機能や肌トラブル、そして神経や脳へのトラブルを引き起こす可能性があるということです。

 

私はこのリスクがある状態を「大腸劣化」と呼んでいます。

 

最近の研究では大腸に多く存在する腸内フローラのバランスが崩れると、大腸がんをはじめ、糖尿病や感染症、果ては抑うつや認知症といった病気のリスクを上げることがわかってきました』(松井先生)。

 

問3 糖質制限ダイエットは腸活にもよい ○か×か?

【答 ×】

最近の糖質制限ダイエットやロカボブームで炭水化物を控えている方も多いと思いますが、そもそも炭水化物には糖質だけでなく食物繊維が含まれています。

 

つまり、炭水化物を制限すればするほど食物繊維が不足するということ。

 

すると食物繊維をエサとしている善玉菌は元気がなくなり減少し続け、悪玉菌優勢の腸内環境を作ってしまいます。

 

よって答えは「×」。

『“お肉は食べても太らない”とお肉ばかり食べている人も要注意。

 

 

肉に含まれる脂質も悪玉菌の大好物で、悪玉菌を増やすエサになるだけでなく、動物性の高脂肪食を続けていると大腸がんにかかるリスクも高くなることが世界的に認められています。

 

 

なので、食事が欧米化している人は要注意です。

 

またダイエットにも腸内フローラが関係しています。

 

痩せている人の腸内フローラをマウスに移植すると体重に変化はないが、肥満の人の腸内フローラをマウスに移植すれば肥満化するという実験結果も。

 

腸内環境を正しく整えることはダイエットにも有効なのです』(松井先生)

問4 野菜をしっかり摂っているから食物繊維は十分 ○か×か?

【答 ×】

1日の野菜摂取目標量は350gと厚労省が定めています。

 

私は350g食べているから安心、という人もいるかもしませんが、これに含まれる食物繊維の量はどれくらいあると思いますか?

 

実はたったの8〜10g。例えばキャベツの可食部100gあたりに含まれる食物繊維量はたったの1.8g前後なのです。

 

いっぽう、食物繊維の目標量は、18~69歳では1日あたり女性では18g以上、男性では20g以上

 

つまり、野菜だけでは十分な食物繊維を摂取することは難しいのです。よって答えは「×」。

 

日本人の食物繊維の摂取量が基準値を下回るようになってきたのは約50年ほど前。それまで麦・雑穀米だったのが白米になり、食物繊維摂取は大幅に減少しました。

 

『野菜で食物繊維を摂ろうとしてサラダを積極的に食べる女性も多いと思いますが、実は野菜にはそこまで多くの食物繊維が含まれているわけではないのです。

 

さらに、葉物野菜から摂れる食物繊維は主に“不溶性食物繊維”。

 

“不溶性食物繊維”も便を形成する上で大切なものではありますが、これは腸内細菌のエサにはならず、たくさん食べても腸内細菌は元気になりません。

 

大事なのは善玉菌のエサとなる“水溶性食物繊維”を意識的に摂取すること。

 

これらはわかめ・ひじきなどの海藻、ゴボウ・人参などの根菜類、納豆、アボカドなどに多く含まれています』(松井先生)

 

問5 「ビフィズス菌」は「乳酸菌」の一種だ ×か?

【答 ×】

「腸にいい菌」と言うとビフィズス菌や乳酸菌を思い浮かべる方も多いと思います。

 

両者とも善玉菌ですが、実は棲む場所も働き方も大きく異ります。よって問題の答えは「×」。

 

まず、ビフィズス菌が棲むのは酸素がほとんど届かない大腸。一方で乳酸菌の多くは小腸に棲んでいるのですが、圧倒的に違うのがその数。

 

大腸におけるビフィズス菌と乳酸菌の棲む割合は999:1! つまり大腸ではビフィズス菌が乳酸菌より圧倒的に多いのです。

 

そして、この2つの菌の一番の大きな違いであり、大切なのが「短鎖脂肪酸」を生成できるかどうかです。

『「短鎖脂肪酸」とはヒトの大腸内で腸内細菌によって作られる酸(有機酸)の一種。

 

悪玉菌を抑制したり、炎症を抑えたりする役割があるだけでなく、大腸はもちろん、全身のエネルギー源となるので代謝が良くなり、ヤセ体質へと導いてくれるスーパー物質です。

 

そしてこの「短鎖脂肪酸」を産生してくれるのがビフィズス菌などの大腸に棲む善玉菌です。

 

ビフィズス菌は大腸内の食物繊維やオリゴ糖をエサにして「短鎖脂肪酸」と乳酸を作りますが、乳酸菌は乳酸しか作れません。

 

つまりビフィズス菌を積極的に摂ることで「短鎖脂肪酸」が産生され、大腸が健康になっていくというわけです』(松井先生)

問6 すべてのヨーグルトには「ビフィズス菌」が入っている ○か×か?

【答 ×】

多くの方が「ヨーグルトならすべての製品にビフィズス菌が入っている」と思っているでしょうが、残念ながら答えは「×」。

ビフィズス菌は一般的には酸素や酸に弱く、普通のヨーグルトには通常入っていません

 

もちろん、普通のヨーグルトに含まれている乳酸菌にも整腸作用はありますが、それでは問5で説明した「短鎖脂肪酸」を産生できません。

 

大腸をケアをするために食べるなら、ぜひビフィズス菌配合という表示を確認してください』(松井先生)。

 

 

カスピ海ヨーグルトに続き、最近ではベルギーヨーグルトも登場し、何度目かのヨーグルトブームを迎えている日本。

「腸活」の中でも大腸をケアするにはヨーグルトの表示をチェックして、ビフィズス菌入りのものを選んでみてくださいね。

 

 

いかがでしたか? 意外と勘違いしていること、知らないことも多かったのではないでしょうか。

しかもビフィズス菌の大腸での数量は授乳期がピークで、60歳を境に急激に減っていくという悲しい事実も。

そこで、これからも健康でいるため、美肌を守るために今、私たちがやるべきことは「腸活」の中でも特に大腸のケアだと気づいた人も多いのではないでしょうか? 大腸劣化を防ぎ、スーパー物質「短鎖脂肪酸」を増やす大腸のケア。ビフィズス菌入りのヨーグルトも味方につけて、今日からはじめてみませんか?

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(取材・文/根本聡子)

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