
早く生理が「終わって」楽になりたい。痛みと戦ってきた私がいま思うこと|100人の更年期#27
一般に、閉経の前後5年を更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。
私ってもう更年期なの?みんなはどうなの?
オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)
【100人の更年期 #27】
お話/元木美樹さん 49歳。エステティシャン・婚活アドバイザー。夫婦2人暮らし。独立した娘が1人。
まばらな生理周期。「終わりそうで終わらない」49歳
ここ数年で、徐々に生理の間隔が長くなってまばらになりました。2、3ヶ月あいてまたきたり、急に量が多くて困ることもあって、まだ生理用品を持ち歩いています。母が47で閉経したので、もしかして早いのかなって思っていたのですが、すっかりその年齢を超えてしまい。
エステティックサロンに長く勤めていて、40歳のときに独立。現在は自宅でエステサロン兼、婚活アドバイザーとして働いています。
エステティシャンはお客様と直接お話ししながら施術させていただくので、やはり話題は恋愛話や婚活のことが多くなりがち。そこから、婚活アドバイザーもいいなと思って、資格をとってその仕事も始めました。
婚活のお客様はやはり30代の方が中心ですが、エステのお客様には先輩方が多く、体のこと、更年期の話などもみなさんからアドバイスをお伺いしています。
“最後にドッカンとくる”とも聞くけれど、先輩の中には “気づいたらスーッとなくなってた”とおっしゃる方も多くて、私も早くそうなるといいなと思っています。
生理痛に悩まされた30代 その痛みから解放されてきた40代後半
30代から徐々に生理痛が重くなってきて、ひどいときは出先で痛みから動けなくなって家族に迎えにきてもらうほどでした。
過多月経だし、若いころから貧血の数値は悪くて、「よくそれで立っていられるね」って言われるくらい。
長くその状態に慣れすぎて、あまり貧血の意識がなかったんですが、やはり生理のときに調子が悪くなってしまうんですね。
仕事柄、お客様がいらっしゃるときに痛くなったりしたら、周りにも迷惑をかけてしまうので、生理痛対策として医者にかかっていました。筋腫も見つかりましたが、20代で出産を経験していたので、医師からはそのまま様子見、薬を飲んでいくことになりました。
ホルモン補充治療も考えましたが、私は漢方薬で行こうと決めて、「桂枝茯苓丸」、鉄剤、吸収をよくするためのビタミン剤の3つをずっと服用していました。
3種類の薬の他に、生理になったらなるべく痛くなる前に痛み止めを飲んでいました。いつ痛みが来るか予想して飲むのですが、たまに予想が外れて飲む前に痛くなってしまう時もありました。
今思えば、30代で離婚して、ひとりで頑張らないといけないと思っていた時期、そして40歳で独立して仕事の面でも頑張らないと思っていた時期に、生理痛の痛みとかホットフラッシュなども現れたので、仕事や環境のストレスと体の不調が比例していたような気がします。
更年期のような症状は火照りを感じたくらいで、あまり意識はなかったのですが、30代から40代前半まで生理にまつわる痛みや不安など悩まされ続けました。
幸いなことに42歳で再婚して精神的に落ち着いてきたのか、そのころから生理痛の痛みも減ってきている気がします。45歳くらいでかなり痛さは落ち着いて、今では薬を飲まなくても平気になっています。
ずっと悩まされてきたから、生理が終わるのが待ち遠しい
今は本当に生理は早く終わって欲しいなーって思います。やりたいこともたくさんあるし、それに左右されず旅行も行きたいし、楽しいことが待ってるという気持ちでいっぱいです。
今は東京に住んでいますが、母が住む田舎と二拠点居住にも興味があってその準備もしたい。やりたいことがたくさんあるんです。
自分自身も、周囲の女性たちも考え込んじゃうより、さっぱりしたタイプが多いので、終わることで悲しいとか、女性らしさがなくなる、とかそういう気持ちは全然ないですね。
そのうち、夫と、どっちがおじさんだかおばさんだか、わかなんなくなっちゃうんじゃないかなって思っています(笑)。
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